カラコンを選ぶ時、着色直径って気にしていますか?
色ばかりに気を取られて、着色直径に無頓着な人が多いような気がします。
商品によってこのサイズは大きく違ってくるので、ここを無視すると思ったような瞳にならないということが起こるのです。
・パッチリした目にしたいのにそこまで盛れなかった
・ナチュラルにしたつもりがかなりデカ目になってしまった
・憧れのあの人と同じカラコンなのになんか違う…
この記事を読めばこんなガッカリな事態になることは少なくなるでしょう。
カラコンの決め手になる着色直径をしっかり把握して、あなたの瞳を自由自在に可愛く決められるようになりましょう!
着色直径ってなに?どう見ればいい?
出典:FAIRY
DIAは着け心地、着色直径は瞳の盛れ具合
カラコンのサイズで大事なのはふたつです。
DIA(レンズ直径)はレンズ全部の直径。
これが大きいほど目を覆う面積も増えるので、ズレにくく扱いやすい反面、目が呼吸することを妨げて酸素不足になりやすいです。
慣れないとつけ心地も不満が残ると思うので、カラコンを付け始めたばかりの人は小さめのDIAから試してみると良いでしょう。
着色直径はレンズの中に描かれている色つき模様の直径を指しています。
つまりこのサイズが大きいほど装着した時に大きな瞳になるわけです。
着色外径とも呼び、日本人の平均サイズは11mm~12,5mmと言われています。
対してカラコンの着色直径はおおよそ12mm~14,5mmであることが多いでしょう。
こうやって比べると、カラコンをつけるたとき一回り大きな印象深い瞳になる理由がわかりますよね。
着色直径の調べ方
コンタクトレンズの箱には、度数やベースカーブに色とDIAまでは書いてあるのですが、着色直径の記載はほとんどありません。
箱の中の添付書になら書いてあるのですが、当然ながら購入前には見ることが出来ません。
なので、お店のメニュー表を見せてもらうのがいいと思います。
パッと見でわかるよう、商品リストにDIAや着色直径を記入してあるお店が多いはず。
それからディスプレイにもわかりやすくPOPがついていたりするので参考にしてください。
そこでもなければネットで確認しましょう。
メーカーのHPならまず記載されています。
瞳の印象を決める要素
色
眼鏡でも色の入ったレンズをつけている人がいますが、その色で受ける印象はかなり変わりますよね。
カラコンも同じで、顔に馴染みやすい色や逆に目立ちやすい色があります。
☆ブラウン
鏡の前に立って、自分の目を覗き込んで下さい。どんな色をしていますか?
黒以外にも茶色味が思ったよりある人が多いのではないでしょうか。
なので日本人にはブラウン、特に濃いめのものとは相性抜群。
ものすごく自然な瞳に仕上がりますので、ナチュラルに行きたい時はこの辺りの色がベストです。
どんな人でも使いやすく、メイクや髪型も選ばないのでカラコン初心者にも◎。
☆ブラック
黒も定番カラーの一つです。
黒目をくっきりと大きくしてくれるので、写真アプリのようにばちっと目を盛りたい時にはオススメです。
ただし、黒目の存在感が大きくなりすぎると逆に不自然な印象になってしまうことには要注意。
俗に言う「宇宙人の目」になってしまいがちなのは、だいたい着色直径の大きいブラックを使用している人ですね。気持ち小さいサイズやフチが薄いタイプでまず試してみましょう。
☆ライトブラウン、ヘーゼル
ブラウンなどよりもっと明るめのカラー。
カラコンを着けているのがわかりやすいタイプですが、他の顔のパーツから変に浮くような目立ち方はしません。茶系に黄緑が混ざったような感じで、さり気なくハーフ系を演出するのに一役買う色でもあります。
派手に盛ることもできますし、色素の薄さをうまく調整すれば普段遣いにも全く問題ナシ。
カラコンに慣れてきた人が楽しく選べる色のシリーズでしょう。
☆グレー、ピンク
このあたりは利用者数としては二番手、三番手グループといった印象。
その分周囲とは少し違ったイメージを演出することが可能です。
黒目黒髪との相性を心配する人もいますが、意外なほど馴染んでくれるのも特長です。
クールでスタイリッシュに決めたい時はグレー。
可愛さや柔らかい印象にしたいならピンク。
一歩先を行くファッションを目指したい人にぜひ活用して欲しい色ですね。
どちらも派手ではなく抜け感を感じられるような濃さをセレクトするのがポイントです。
デザイン
カラコンには、着色されている部分の一番外側にくっきりとラインが引かれているフチありレンズと、フチのないものがあります。
フチがあるタイプは目を一回り大きくはっきり見せることができます。
デカ目で盛り盛りにしたい時はこちらを選んで間違いないでしょう。
フチがないほうは、輪郭を自然にぼかすようなデザインで瞳に自然と馴染むようになっています。
最近はこちらが主流で、つける場所や服装を選ばないので使いやすさは抜群です。
他にも商品ごとにカラー部分のデザインは異なっていて、
瞳の黄金比率
芸術品には、黄金比というモノが最も美しく見える比率があります。
出典:morecontact
瞳にも同じように黄金の比率が存在し、左右の白目と黒目の長さが1:2:1と言われています。
日本人はここが1:1,5:1なので、黒目をもう少し大きくすると黄金比率に近付くわけです。
ではどうすればその黄金比率になるかと言うと、まず【あなたの目の黒目と白目を合わせた横の幅の長さ】を測ってください。これは目にところに定規を当てて、自撮りの容量で目をアップにスマホで撮影するだけでいいのでカンタン。
撮った写真の定規の目盛りを数えれば、目の横幅がすぐ分かります。
黄金比率が1:2:1なので、横幅の半分の長さが黒目であればバッチリOKということですよね。
つまり先程測った横幅を÷2すればあなたがつけるべきカラコンの着色直径が導き出されるわけです。
例えば横幅が25mmなら着色直径12,5mmのあたりを選ぶと美しい目のバランスになるでしょう。
新しいカラコンを試したい!こんな時はどう選ぶ
色は変えたいけど目の大きさは同じが良い
新しいカラコンに挑戦するのは、とてもワクワクしますがちょっとコワくもありますよね。
普段着慣れない服を初めてお披露目する緊張感に似ているかもしれません。
別の色にしたいけどイメチェンしすぎないようにしたい、その場合は着色直径とフチのありなしを使用中レンズと合わせましょう。
この2つさえ揃えてしまえば、目の大きさや黒目との馴染み方も大きく差は出ないので失敗する確率は低くて済みます。
仕事や学校でバレるのは困る、でもさりげないオシャレはしたい
カラコンが禁止されている学校や職場は多いです。
まあ仕方ないといえばそうなんですが、お化粧は皆しているんですからカラコンだって多少は許されていいんじゃないかと思う今日この頃。
こんな人は、最初に自分の目のデータを確認してください。
さきほど目全体の横幅は測りましたよね。同じ写真でいいので、今度は黒目の長さも数えてみてください。
この長さに対して、同じかほんの少し大きめの着色直径を選ぶとバレにくくカラコンを装着することができます。
黄金比率からは外れるかもしれませんが、『バレずに盛る』を成立させるにはこの選択がベストです。
色はダークブラウンのような暗めで発色の悪いものが希望に適うでしょう。
染めた髪色に負けないようにするには?
芸能人が上手くカラコンを使いこなしているのは、髪色やファッションを最大限考慮しているからです。
とは言っても考えるとキリがないので、ひとつだけポイントを押さえておきましょう。
ありがちなのは、髪や服に対抗しようとカラコンも派手な色にしてしまうことでしょうか。
例えば明るめの茶髪や金髪にヘーゼルやライトグレーのカラコンを入れてしまうと、顔全体の発色が良すぎて悪い意味で日本人離れしてしまいます。
かといって逆に濃いブラックにすると髪との差がありすぎて、黒目が爛々と悪目立ちしてしまう可能性が高いです。
なので、ある程度は同系統の色で、やや濃いめかやや薄めくらいに抑えておくと合わせやすいです。
そういう意味でもブラウンは使いやすい色と言えますね。
同じ商品で色だけ変えるなら気にしにくて良い?
あと気をつけて欲しいのが、気に入った商品の新色が発売された時、着色直径が既存の色と変わっている場合があることです。
大小2種類、多いとネオサイトシエルUVやエバカラモイストレーベルのように3種類もの着色直径に分かれていたりします。
自然に付けられるレンズが好まれる流れを受けて、新色がしれっとサイズダウンしている事が原因でしょうか。
イメージより色味が目立たなかった、ということがありますので注意しましょう。
逆に前からある色にして、思ったよりデカ目になってしまったもよくある話です。
まとめ
カラコン選びでイメージ通りに行かなかった経験は誰もが持っているでしょう。
普段はレンズの大きさをあまり気にしてこなかった人も、こうやって選択の基準が増えていけばカラコン選びがもっと楽しくなると思います。