なかなか続けられない目に良い習慣はシステム化してしまおう!

現代を生きる私達は、目の疲労と無縁ではいられません。
パソコンやスマホを長時間見続けることで、毎日多くの負担が目にかかっていることでしょう。

その負担を軽減するために色々な方法が出回っています。
でもいざやるとなると、

面倒くさい…
長く続かない…
気づいたらやることすら忘れている…

なんてことが良くありますよね。

そんな時は、意識せずとも、頑張らなくとも自然に体が動くようなパターンを作ってしまえばいいんです。

やる気は消えて無くなるものだ

ふて寝する

今あなたは目に受けるダメージを減らすために行っていることが何かありますか?

この記事を読みに来た人は、おそらく目のことを大事に考えていて、健康な状態を守るために行動を起こそうとしたことがある筈です。

しかし最初に漲っていたやる気は数週間、もしくは数日も保たずに霧散してしまい、気づけば元の木阿弥となってしまうことが多いのではないでしょうか。

正直それは仕方ないことだと思います。
日々の生活の他に新しい何かを始めるようとすると、新しいエネルギーが必要になるからです。

ここで説明する目に良い習慣はおそらくあなたが既にやっている、または挫折した、もしくはやり方は目にしたことがある、といった当たり前の方法ばかりです。

ただし、やる気に頼り過ぎず、外部の力を借りて、最小限のエネルギーで習慣化まで持っていく手段にスポットを当ててみました。

 

目のために身につけてほしい習慣

  1. 1~2時間したら目を休ませる

    なにかに熱中するとあっという間に時間は経ち、その間目はずっと緊張しっぱなしです。
    特にスマホなどを見る時は距離を30cmは離し、ある程度時間が過ぎたら中断して目を休ませて下さい。

    空や外の景色などを眺めるのが良いとされていますが、部屋の壁までくらいの距離でも十分効果はあります。

  2. 疲れやすい環境を避ける

    寝る前にスマホをいじるのはやりがちですが、暗い中ではよく見ようと目に余計な力が入ってしまいます。
    明暗の差がありすぎて受ける刺激も多くなりますので、照明はつけておきましょう。
    寝転びながら目を使うのも推奨されないです。

  3. 目の周辺を温める

    凝り固まった目を解すのに、温めるのはとても有効な手段です。
    濡らしたタオルをレンジで30~40秒温めて乗せれば目をリラックスさせることが出来ます。
    もっと簡単にシャワーを浴びる時に目の上と首周りを集中して温めてもいいですし、市販のシートで保温させるものもあるのでオススメです。

  4. 潤いを保つ

    目にとって乾きも避けるべき大敵です。
    ドライアイの人はとにかく瞬きの数が少ない傾向がありますので、普段から意識をして瞬きをするようにして下さい。
    この時中途半端にせずしっかりと目を閉じきることで、まぶたの下側に溜まった涙をすくい上げて水分で眼球を覆うことが出来ます。

    やりすぎには注意が必要ですが、目薬や加湿器も有効です。

  5. 眼球体操

    一日に何度か眼球に運動をさせるのは、目の健康を保つためにとても大事なことです。
    色々な方法がありますが、代表的なのは

    ・30cmくらいの距離にかざした指と、少し遠くの数mくらいの距離のものとを交互に10秒くらいずつ見つめる。
    ・目を閉じたまま、眼球を左右、上下、そして右回り左回りというようにゆっくり動かす。

    あたりでしょう。
    どちらも目を動かす毛様筋などを伸び切った状態から開放して、視力の低下を抑えます。

  6. 目の機能を補助する栄養素を摂取する

    ブルーベリーなどはよく耳にすると思いますが、他にも摂取しやすいもので考えてみましょう。

    「ほうれん草」(ルテイン)…視力の低下や目の疲れを防ぐ
    「青魚」(ドコサヘキサエン酸:DHAやEPA)…目の機能を保つ、ドライアイに効果あり
    「もやし」「アーモンド等ナッツ類」(ビタミンB1など)…血流を促し疲れにくくする
    「ヨーグルト」(ラクトフェリン)…細胞の再生が期待できる

    これはほんの一例です。
    目的に合わせて食べるものを選んでみて下さい。

 

習慣化を助けるシステム5選

忘れてしまうのを防ぐ

忘れ物を防ぎたい

まず多いと思われるのが、そもそも覚えていられないということでしょう。
まだ癖がついていないうちは、やろうと決意したことすら思い出すのに難儀する場合があります。
思い出しさえすればちゃんとやれる状態なのに、これは非常に勿体ないことです。

ここではメモを活用していきましょう
付箋やメモ、ホワイトボード、あるいはスマホのメモ帳でも良いですが、それを普通に生活してて必ず目につくところに貼り付けておきます。
パソコンまわりや部屋のドア、あるいはスマホ自体にくっつけておくのも手です。

貼ったメモをリマインダーとして使えば、うっかり忘れは相当抑止できると思います。
慣れればメモを剥がした後も、メモが貼られていたものを見るだけで思い出せるようになりますよ。

あとはタイマーをセットするのも効果的でしょうか。

パソコンは集中するといつの間にか何時間も経っていたがザラにある危険地帯です。
100均のタイマーでもいいですし、PC上であれば決められた時間ごとにメッセージを表示してくれるアプリなんてのもありますので、パソコンに向かう時にタイマーをセットして1時間後に小休止が取れるような態勢を整えておきましょう。

 

好きなこととセットにする

例えば人参を摂ろうと思うなら、嫌々一品を考えるより、好物にどう混ぜ込むかで考えると良いです。
無理して作りたくない調理をするのではなく、今日食べたいと思いついたものに自然と混ぜるように追加するほうが無理なく摂取できる可能性が高いです。

または料理が好きな人なら、人参料理のスペシャリストを目指してみるのもいいかも知れません。
周りの誰も作らないようなアイディア料理、異国のレシピを身につけて皆を驚かせることに主眼を置くのです。
すると当然ながら、自然に人参を食べる機会は増えていきますよね。
楽しくそれを続けるうち、人参を摂らなければいけないという当初の意識は消え去っていることでしょう。

でも、習慣だけはあなたの手の中に残るのです

 

ほんの少しやるだけで良いと考える

気楽に笑う男性

こんな話があります。
ある時アメリカに住んでいるお婆ちゃんが、孫からスニーカーをプレゼントされました。
嬉しくなったお婆ちゃんは、スニーカーを履いた姿を見せるため隣の州に住む孫に会いに行こうと思い立ちます。
そしてなんと、数十キロの距離を歩ききってしまったのです。
これがニュースになり、インタビューでお婆ちゃんは「最初から全部歩いてみようとは思ってなかったわ。疲れたらバスで行けばいいと思ってたから」と答えたそうです。

最初から全てやろうとやる気を出しすぎると、その気持ちが萎んだ時に同じ量の頑張りを維持するのは大変。
なので、少なくとも自分は今日1回はその行動を起こした、という自信が大事です。

朝昼晩のケアをしよう思うならとりあえず1回できればよしと考える、3分かかる体操なら30秒だけでもやってみるが大切です。

やること自体が習慣になる
まずはそれだけで充分です。

 

他の人に説明して知ってもらう

みんなで教え合う

自分でやるのが難しいなら他人の手を借りてしまいましょう
例えば同じ様な悩みを持っている人がいたら、一緒にやろうと誘ってみてください。
自分ひとりの心なら誤魔化しやすいでしょうが、お互い相手の目は裏切るのには抵抗が出てくるはずです。

もちろん一緒にでなくても、自分が家族や友達に宣言するだけでもいいですよね。

部屋でスマホいじって1~2時間たったら、目を休めがてら居間に顔を出して家族とお話をするとか。
LINEで友達に、やったかやらないかを毎日報告するとか。

宣言した以上、脳はそれを遂行しないとムズムズするように出来ています
この方法試したことあるよ~という人も、この章の他の手段と組み合わせることでさらに効果は上がるのではないでしょうか。

 

それしか出来ないようなタイミングを作る

つまり、誘惑に負けるようなものをそもそも身近に置かないというやり方です。

身の回りを見渡すと、誘惑に溢れていますよね。
考えなくて良くて、ただ受け取るだけでいい気楽な誘惑が。

その中に囲まれたまま誘惑に打ち勝とうとするのは、精神力の無駄遣いです。
心の力はもっとあなたの足しになることに使うべきです。

よってここでは、誘惑から距離を置くことで対処しましょう。

意外とそういった場所はあるもので、例えばトイレに籠もっている時だとか、シャワーを浴びている最中というのはそれ以外にやることが少ないので集中して考え事が出来ます。
仕事でアイディアを出す時、会社の机では全然ダメだけど散歩している途中で突然閃いたというのはよく聞く話です。

他にやることがないから、最後に残ったやれることに傾注できるわけですね。

目を休めてぼーっとするのも、体操をちょっとやっておくかという気になるのも、それより気になる何かを遠ざけておいたからこそです。

喫茶店でも建物の廊下でも昼下がりの公園でも家の中の私物のない部屋でも、周囲になにもない時こそ習慣が生まれるチャンスです

 

最大のコツは、気合を入れすぎないこと

これが一番大事かなと思います。

気合を入れた状態が長続きする人ならこんな悩みは持ちません。
ですから、システムやパターン化の自然な強制力を活用するのです

スケジュールを立てすぎず、無理してやろうとせず、単純に粛々と何度も繰り返して生活リズムの中に刷り込んでいく。

それが叶えば、目に対する不安は少しずつ解消されていくことでしょう。