コンタクトレンズの箱って色々種類がありますよね。
スタンダードな細長いものから四角いタイプ、2weekなら小さくて持ち運びしやすいものが主流。
ただよくよく比べてみると、特徴や扱いやすさがレンズによって結構違うんです。
何千何万箱と販売していくと、「これは使いやすい!」というレンズがある一方で、「もっとどうにかならんのか…」というレンズもチラホラ見かけます。
というワケで、(大きな声では言えないですが)販売員の側から見てダメダメな箱のコンタクトはどれなのか?というテーマで今回は見ていきましょう。
脆い、でかい、打ちにくい!
まあそうは言ってもこの国で売られているレンズですから、そこまでヤバイというようなものはないです。
この記事はあくまでも私の個人的見解で相対的に比較した場合、という前提で展開していきますから話半分くらいで聞いていてくださいね!(苦情コワイ)
外箱が脆いもの
まずわかりやすいのは、箱そのものの耐久性がちょっと低いんじゃねえのかコレって思ってしまうグループ。
さあ最初にやり玉に挙げるレンズはこれだ!
メダリスト自体は悪くないレンズなのに、なんでこいつは外箱がこんなにチャチいんでしょうか。
厚紙を折って糊付けした工作みたいな仕上がり(暴言)で、ちょっと落とせばすぐ角が折れるし、箱の接着が甘いのか持ち上げるときにひっかけると縁がべりっと剥がれてしまうというドキドキな耐久性。オマケにタテヨコの長さがあまり変わらず、デザイン的に向きがわかりづらいのでLOTがどっちにあるか妙に探しにくいという。
メーカーから郵送されてきたダンボールを開けた時既に破損してる率ナンバーワンじゃないでしょうか?
ボシュロムさん、もっといい素材でお願いします。
妙に箱が大きいもの
コンタクトレンズはワンデーや2week、あるいは10枚入りカラコンなど、ジャンルごとに箱のサイズが大体統一されています。
そうすることで店側も商品を変えたときに同じケース棚を流用できるので非常に都合が良いのです。
だがしかし世の中にはひねくれ者がいて、その利便性をあざ笑うかのように絶妙にサイズをずらしてくるのがいるんですねえ。
具体名を挙げるとメダリストワンデープラス、バイオトゥルーワンデーあたりがそれに当たります。
大きいと言っても多少の差ではあるのですが、その差のせいで普通なら棚に二列入るところを一列で断念する羽目になったり、8箱入るはずの持ち帰り袋に6箱で溢れ出したりと、絶妙にQOLを下げる動きをしてきます。
特にメダリストシリーズ、お前さんはさっきも見かけたぞしっかりしろ。
ちなみにアベオワンデーなんかもでっかいですね。
こちらは定番の引き出しに入れるとマジでギッチギチ。取り出す時ビニールが破けそうになるんじゃー。
このプライムワンデー、これまでは普通だったのですが2022年後半から突然のイメチェンを敢行。
ご覧のようにサイズが倍増しています。
ミニマム化の時代に何やってんだアイレ…。
並べてLOTを打とうと思うと台の幅が足りなくなるし、重ねてもやたら表面がさらさらするせいで滑り落ちそうになるしで厄介極まりない。
100枚パックに至っては笑っちゃうくらいでかいです。おぬしはジャイアントポッキーか。
ただサイズを変わったことを知らないお客さんにこの箱を持ってきたときの驚いた顔を見るのは楽しいですね(ニッコリ)。
LOTが打ちにくいもの
LOTとは商品の裏についているバーコードのこと。
会計時に店員さんがリーダーで読み込んでいるあれです。
1個1個の製造・流通履歴が記録されているため、販売したレンズに後々トラブルが起きた場合にすぐに遡ることができます。
つまりなかなか重要なファクターなのですが、なぜかやたらとこのLOTが打ちにくい箱がある…以下の連中がその代表格です。
このマジックですが、実は全体的な箱性能は非常に高いです。
ワンデーでこのサイズは珍しく、固く変形しにくいため持ち運びにコレほど便利なケースはありません。
ポケットでもどこでも入るし、おそらく地面に叩きつけても形が崩れない唯一のレンズなのではないかと思います。
しかしそれを損なって余りあるほどLOTが本当に打ちづらい!
いやホントやればわかりますがクソほど打ちづらいですよこのLOT。まさかインクをケチっているわけではないでしょうがなぜかマジックだけバーコードの印刷がかすれ気味で、ウチみたいな古い読み取り機だとなかなか反応してくれない。しかも上にビニールがかぶさっているせいで状況が悪化しているため、このビニールをぎゅぎゅーっと引き伸ばしながら必死で読み込む店員の姿がよく見られるとかなんとか。
機械は古くなるし老眼は進みます。文字も印刷も、濃い目にしっかりはっきりと頼みますよ!
2weekはサイズが小さいだけあって扱いやすくパッケージにおいて不満は出にくいです。
でもこのネオサイト14UVも基本はそうなのですが、なぜかLOTのエリアがやたらと狭い!
使ってる人はわかると思いますが、裏面ひっくり返すとすごい狭い範囲にLOTコードとJAMコードが並んでいます。コードの縦幅は他のレンズの1/3くらいじゃないでしょうかこれ。ほっそ。
なのでLOTを読もうとかざしてもJAM側に誤爆する事例が頻発。
ただでさえ細くて読み取りづらいんだから勘弁して下さい。
最後はカラーコンタクトからこちらの商品。
トパーズだけでなく他のPIA製品も同じ傾向があるのですが、LOT部分が変な銀色めいたカラーリングをしているんですね。
そしてバーコードの印字がものっそ薄い。一瞬だと数字が読み取れないくらいうすい。
これはバーコード部分が箱のデザインから浮かないようにというような目的があるのではと思っているのですが、それにしてもここまでやらなくていいんじゃないかな!光が反射するとさらに読めないので、手で影を作ったり箱の角度を変えて反射光を調節したり四苦八苦している人間の気持ちを考えてほしい。
メイン購買層の女子高生に変な目で見られるのがツラいです。
どうぞ優しい目で
そんなわけで、扱いづらい外箱のご紹介という名の愚痴記事でした。一体私は何を書いているのか。
あなたが行くコンタクトレンズショップの店員さんも、しれっと販売しているように見えてこんなことを考えているかもしれません。
ここに挙げられたようなレンズを使っている方は、店員さんがレンズの扱いに手間取っても、どうぞ優しい目で見守ってあげてくださいね。