懺悔の時間 ◆納期遅れ◆

普段お店の方でコンタクトレンズや眼鏡を私からご購入頂いている皆様に、この場を借りて謝罪させて頂きます。

大変申し訳ございませんでした。

 

いきなりなんやねーんとなりますが、そうですね、タイトル通り今回は納期遅れのお話です。

ひたすらに言い訳が並んでいますが先に謝ったからいいよね!

 

間に合わない原因はイロイロ

コンタクトレンズや眼鏡レンズは制作範囲の他に、その店ごとの在庫範囲があります。
メーカーが作っている範囲をすべて置いたらかなりの数になるのでそこは仕方ないとして、その場合はお客さんに「○日後のお渡しになります~」という形で待ってもらうことになりますよね。

このお渡しまでの時間はメーカーの受注時間の締切や営業日、注文するレンズが特注か否かでかなり変わるのですが、そのカウントをミスってお渡し日を間違えて伝えてしまい、結果間に合わなかったパターンが少ないとはいえあるのでそのお詫びとなりますああごめんなさい石を投げないで。

納期遅れというと生産や配送が間に合わなかったというイメージが先に来るかもしれませんが、そちらはお盆やゴールデンウィーク、年末年始のクッソ忙しいタイミング以外では殆ど発生しません。あとはせいぜい台風が来た時くらいかな。

つまりそれ以外で納期が遅れたら単純に間違えただけという可能性が高いんですね!
そんなもん間違えんなよって感想はまさにその通りなんですが、これが油断すると案外やらかしちゃうんですよ…。

納期の遅いお店と思われてはいけないってんで会社からはなるべく最短の日付を伝えろという指示が飛んできます。
すると当然納期はギリギリの日にち。

ここで平日に祝日が紛れ込んでいるのを忘れてしまうとアウトなわけです。そして大概こういうときはお客さんが帰った後に気付くのは何なんでしょうね!会計直後に気付いてダッシュしても時すでに遅し。お客さんの姿は雑踏に紛れて消えてしまいました…。

 

ミスを誘発する特注レンズ納期

後悔は周回遅れでやってくるし、ぶちまけた覆水が盆に返るわけもなし。

というわけでそんなうっかりをしないように日々細心の注意を払っているのですが、その上で、わかっているのに間違える、そんなパターンもあります。

それがコンタクトレンズの特注

眼鏡レンズはメガネットという業者共通のオンラインシステムがあってその場で正確な納期が確認できるため、(特注であることを忘れていなければ)日付を間違えることはほぼありません。
しかしコンタクトレンズに関してはシステムではなく紙の書類でチェックするしかなく、間違えていることが判明するのはメーカーからの返信FAXが届く半日後~翌日です。この時のやっちまった感はいかばかりか。

そもそもなんで間違えやすいかというと、メーカーの書類には特注範囲は納期が【○日後】とだけ書かれているだけで、実際にはその他の要因含めて自分で日数を数えなければいけないから。
この○日後は通常のメーカーの発送準備期間や配送時間の前に、レンズをイチから作る時間として○日加算してくださいねという意味になります。そしてその他の条件として

◇特注は土日祝日は数えない
◇特注の受注時間は12時まで
◇直送は受注の翌日(特注なら加算された○日後が終わった翌日)がメーカーが休みの日(こっちは日曜と祝日のみ)だと1日伸びる

といったものがありますが、これが実に混乱を招くったらない。

例えば6日後とありますが、仮に4月1日(木)の午前中にこのレンズをメーカー直送で販売したとすると納期はいつになるでしょう?

もちろん4月7日ではないですよね。

数え方としては1日の翌日からカウントし始めるので、

①2日(金)、②5日(月)、③6日(火)、④7日(水)、⑤8日(木)、⑥9日(金)

となり、その翌日の10日にメーカーから発送、さらに翌日にお客さんの手元に届くといった具合。
つまり正解は4月11日(日)でした。実に十日ほどもかかっていますね。

では、4月1日(木)の午前中ではなく午後に販売した場合はどうなるでしょう。

注文する時点で受注時間のお昼は過ぎていますから、納期は1日伸びて12日?
いえいえ厄介なことにもうちょっと増えます。

受注日は2日(金)扱いなので、カウントは翌週の月曜日から。
①5日(月)、②6日(火)、③7日(水)、④8日(木)、⑤9日(金)、⑥12日(月)

となり、13日発送の14日到着が正解。今度のパターンでは十三日かかっています。

えー、6日後って書いてあるのにぃ…。

 

こんな風にコンタクトの特注にはカン違いを招く要素がいっぱいなのです。
特注レンズを注文する時は、みなさん充分に気をつけましょうね!(主に店員が)