突発企画!道行く人のブルーライトカット利用率はどれくらい?

いきなりなんだと思われるでしょうから説明をすると、普段仕事で活動しているエリアの駅で待ち合わせをしていた時、電車が事故で遅延して待ち合わせ相手が1時間遅れてくるトラブルがあったんですよ。
その1時間ヒマだから何しようかとなって、喫茶店にでも行けばよかったんでしょうが、ふと目の前を通りすぎて行く人の眼鏡がキラリと青く光ったのを見つけてしまいまして。

これはまさにブルーライトカット眼鏡の輝き。
このコーティングを施したレンズは青い光を反射するため外から見ても一発でそうだとわかります。この反射光を見た瞬間、そういえばウチの店以外ではどれくらいブルーライトカットレンズを使っているか知らないなと気になってしまったわけですね。

というわけで、中央線某駅にて道行く人の眼鏡レンズチェックを実施しました!
我ながらなんというヒマなことをやってるんだと思わなくもないですが、一応本業の眼鏡に関する話ということで勘弁願いたいところであります。

結果は思ったより少ない6.6%

ハッキリ言って思いつきの企画なので、計測方法は適当です。
駅の改札付近ベンチに座って、紙とペンを片手に通り過ぎる人のうち眼鏡をかけている人をひたすらカウント。それを母数として、その中でレンズが青く反射している人数を計測致しました。

結果がこちら。

眼鏡をかけた延べ人数・・・538人
青色反射をした人数・・・35人
ブルーライト眼鏡使用率…6.6%

なるほどーそうきたかー。

んーこれはどうなんだろう?
正直普段の販売イメージだともっと売れているカンジなんですが。おおよそ5人に1人くらいはブルーライトカットをつけていると思っていました。結構差があるな。

参考までに、インターネット市場調査のデータも引っ張ってきましょう。


MyEL

2021年3月にマイボイスコム株式会社で行われた『眼鏡の使用に関するアンケート調査(第四回)』では所有する眼鏡の機能は何がついているかという質問に対し、25%超がブルーライトカットをつけているという結果となっています。
図の一番上のグラフがブルーライトカット眼鏡所有者の数ですが、年代別に縦にみっつ並んでいて、一番下から2015年15.6%、2018年21.1%、2021年26.9%だそうで。
うん、やはりそれくらいは普及していますよね。

自分の目視とここまで差が出るとは少し意外でした。昔に比べてどの年代層も皆パソコンスマホがデフォの生活に身を置いているので、需要のラインは下がってないと思うんですけどねえ。
いやまあこんな1日だけのしかも一瞬の目視による調査なのでデータとしては笑っちゃうくらい不確かなのですが、一応そこまでパーセンテージが増えなかった理由を考えてみます。

 

たしかにブルーライトカットとはなんぞやという話が一般にも段々浸透してきて、誰も彼も青色をカットすれば良いわけではないよーといった認識に変わっている可能性はあります。1回使ってみたけどあんまり効果を感じなかったからもういいやという人も居るでしょう。

他に普段の店舗販売と合わせて考えて心当たりがあるとしたら、眼鏡の使い分け』が浸透してきた結果かもしれません。

最近の購入傾向として、メガネの度数を【遠く用】と【近く用】で分ける人が増えてきています。私達でそう説明することもあれば、購入する方のほうから2種類あるいは3種類の度数で使い分けをしたいと希望してくることが明らかに増えた印象。
近くを見る時に視力1.0とか見えるような強い度数をかけてしまうと目が疲れやすくなるため、室内用やパソコン作業用の度数を落として作成するんです。

で、2本作るとして、それじゃあブルーライトカットはどちらに入れましょうかとなったら当然度数の弱い方に入れることになります。つまり今回の調査現場で道行く人がかけていたのは通勤通学街歩きが目的のメガネでしょうから、ブルーライトカットを入れている確率は下がっているんじゃないかという予想ですね。

また、ここ数年でシェアが増えたものに『青反射が目立たないブルーライトカット』レンズの存在があります。

これはどちらかというとパソコンやスマホ、電子機器から出るデジタルブルーライトではなく、太陽から降り注ぐ光に含まれるより波長の短い有害なナチュラルブルーライトを防ぐ目的で作られたレンズのこと。波長で言うと、大体420nmまでをしっかりカット!となっていて、高エネルギー可視光線いわゆるHEV光線を効果的にカットします。

よって普通イメージするブルーライトカットメガネとは少し目的が違うのですか、420nm付近もブルーライトという名前であるために、パソコン特化ではないことを知らずに買ってしまう人がある程度いるんじゃないかなーと感じなくもないです。
まあ実際には分からないですけどね。

というわけで、1日ブルーライトカット眼鏡を探せ企画の結果と分析はこのようになりました。
案外楽しかったので、またなにかネタがあれば街頭調査を実施してみたいですね!