エアコンが古すぎて掃除ストレスが半端じゃない

眼鏡屋で一番携わる時間の長い業務ってなんだと思います?

 

 

…そうだよ眼鏡フレームの掃除だよ!

 

タイトルでまるわかりでしたね。
この世にチリとホコリと重力がある限り人類は掃除から逃れられないのです。時間が経つごとに眼鏡の上に埃が降り注いでくるわけですが、これを放っておくと店内が私の部屋みたいになるので毎日毎日せっせと拭き掃除をするんですねー。

特に暗色系のセルフレームなんかはついた埃が目立ちまくるので、リムの縁やテンプルの内側、一体型鼻パッドのくぼみなんかも忘れずに掃除しなくてはなりません。ああ面倒な!

しかもキレイに拭き取って完璧にしても、店内のフレームを数日かけてひと通り掃除すると、その頃には最初に拭いた眼鏡にゴミがつき始めるんですよ。

なにこれ賽の河原?

拭いては揃えてたまには洗って、ネジが緩かったら締め、逆にきつくなり過ぎてたら油をさし、入荷したら陳列してデータ処理。そして掃除に戻るエンドレスワルツ。
というわけでお客さんが来ていない時間の大半はメガネ拭きに費やされるのか眼鏡屋さんの実態でした。

だが、しかし!
この窮状を見かねた社長がとうとうエアコンを新調してくれるそうで!

フィルターも定期的に洗ってはいるんですが、どうしても内部についた汚れのせいでわずかなゴミが吹き出してそれが付着している可能性があるそうで。空気をキレイにする空調が逆効果になるとはなかなかの皮肉。
エアコン複数台をまるごと交換してくれるので、お店の埃などに関してはきっと改善してくれるはず。・・・そのハズだ。

 

ここまでを踏まえてオマケの話をすると、みなさん眼鏡屋でフレームを手に取ったならば、ちょいとばかりくるくる回して汚れのつき具合を確認してみるのも良いかもしれません。掃除に無頓着でどのフレームもホコリが目立つようなら、そのお店は仕入れた眼鏡の検品も適当でフレーム自体のガタツキや歪みズレなんかを放置してる可能性があります。
ろくでもない眼鏡を掴まされるかもしれないので警戒しましょう。

あとはこうやって頻繁に掃除をする関係上、どうしても徐々に展示眼鏡のレンズに傷がついていくことが避けられません。
眼鏡フレームだと陳列時に入っているレンズはデモレンズなので関係ないですが、サングラスなんかだと今ついているレンズがそのままで販売されるので、長期間売れ残ったサングラスは傷がないかどうか買う前の確認は絶対にしたほうが良いです。初期不良に対する保証もありますが、いったん買って家に持って帰ってしまうとそれが初期不良がどうかを証明するのが難しくなる場合もあるので、なるべくなら買う前に店員さんと一緒に問題がないか確認を通しておくべきでしょう。せっかくお金を出して買うのですからこの辺は意識しておいて損は無いです。

ちなみにセルフレームの傷なんかはバフ磨きという作業で目立たなくすることができます。ぴかぴかの新品みたいになるので、お気に入りのフレームを見つけたけど傷が付いてるなあどうしょうと悩んだらバフ磨きオススメですよ!