アイシーベルリン『ic!berlin』の評判ってどう?近代的スクリューレス構造の強みと弱み

好きな人には非常に良く刺さるブランドのひとつに、ドイツ生まれのアイシーベルリン『ic!berlin』があります。

年に初めてシートメタルを活用して作られた眼鏡フレームで、ネジを使わない独特の製作手法で有名。
お茶目な社長のエピソードなども含めて話題の絶えないブランドでもあります。

今回はこのアイシーベルリンを実際に使っている方達の意見を店舗の内外から集めてみました。そのあたりを確認しながら、最大の特性であるスクリューレス構造の善し悪しを主に見ていきたいと思います。
この美しく洗練された設計が気になった人は、ぜひお手に取るかの参考にしてみてくださいね!

 

評判で見るアイシーベルリンのメリット・デメリット


アイシーベルリン日本公式ブログ

まずは見てくださいこのシステマチックな形状!

個人的にアイシーベルリンといえば、メタルタイプの硬質なシャープさとメカニカルなデザインをイメージすることが多いです。
直線を多用しつつも、ヒンジからテンプルにかけてのカーブが洗練された印象を与えてくれるのが特徴と言えるでしょう。
愛好者が後を絶たないのもうなずけるというものです。

軽くて故障しにくい

まず挙げられる特徴として、アイシーベルリンは1枚のステンレスシートを削り出して全体の成形を行うフレームである点。

つまりフロントとテンプルはそれぞれひとつなぎの金属であり、通常の眼鏡で見られるような、細かなパーツで重量が増えたり接合部分が負荷に弱いという弱点を克服しているということです。
アイシーベルリンは設計思想からこの脆弱性を解決している優れたフレームであり、愛用者もまずこの点について言及する方が多かったですね。

フレームに関する着用者の評判

『余計なパーツがないので非常に軽くてかけやすい』
『10g程度とは知らなかった!道理でかけてても鬱陶しく感じないわけだ』
『ぶつけてよく眼鏡のパーツが剥離していたけれど、アイシーベルリンは今のところそれがない』
『すべて手作りなのが信頼できて嬉しい。日本人として共感する』

眼鏡で最も多いのは丁番付近のトラブルですから、その確率がかなり下がるというのは決して見逃せないポイントです。
他の高いブランドフレームでも丁番周りの耐久性は普通であることも多いので、アイシーベルリンの頑丈さは安心感が違うと言えるでしょう。

スクリューレスによる先鋭的デザイン


このブランドを語る上で欠かせないのが、ほぼ全てのフレームに採用されている『スクリューレス(ネジなし)構造』です。

フロント部とテンプルを丁番でつなぐのが通常の眼鏡なのですが、アイシーベルリンは特殊な形状のメタルパーツを組み合わせ、嵌め込むように接続しています。
これによりネジを使用しなくて済むため、他のメガネに比べて
ネジか緩む、錆びる、潰れて回せなくなる、ネジ留め部分が輪切れを起こすといったネジ周りのトラブルと無縁になっています。

この点を推す声は多く、

スクリューレスに関する着用者の評判

『頻繁にネジが緩んでパタパタするのが嫌だったがそれから開放された』
『私は汗かきだからなのかネジが割とすぐ錆びる。なのでネジなしは凄くありがたい』
『自分でネジ締めようとしたら頭を潰してしまって、結局修理代がかかった自分みたいな人にもオススメ』

ネジ以外でも丁番パーツが本体から剥離してしまうリスクも少ないですから、総合的な壊れにくさは非常に高いと言えます。

さらにこの構造は一定以上の力がテンプルにかかると、通常そのまま折れてしまうところを自動的に接続部分が外れて破損を防ぐ仕組みとなっています。
これがまた他ではあまり聞かない機能で、

『踏んづけてやべっ!と思ったけど外れただけで無事だった』
『精密機器を組み立ててるみたいで楽しい』
『色違いが複数本あるので気分で組み替えると新鮮』

といったように、皆さん珍しい構造に助けられたり楽しんだりしているようです。
アイシーベルリンを手に入れたら、この付け外しはぜひ試してみたいですね。

鼻パッドの取り回しが良い

ネジ周り以外での主な故障原因として挙げられるのは、鼻パッドにおけるトラブルです。
少しでも負荷がかかると案外簡単に曲がったり潰れたりしてしまうのが鼻パッドのクリングス。仮にその時点で折れずとも調整で曲げ戻す時にダメージの限界を超えているとポキッといくので、眼鏡屋にとっては恐怖の象徴です。

しかしアイシーベルリンならばクリングスも削り出しのため、そういった根元の剥離が一切起きません。また幅もあるので途中から折れてしまったという報告も他のメガネに比べて断然少ないです。

鼻パッドに関する着用者の評判

『ちょっと曲がったかなと思った時に自分の指である程度気軽に戻せる』(※あくまでも慎重に行いましょう)
『よくあるクリングスのグネグネとした曲がりが少ないので掃除しやすい』
『鼻パッドにもネジを使わないので、緩んで突然ぽろっと取れることがない』
『鼻パッドのネジを通す穴がたまに割れるけどこれはその心配がない』

やはり実際に着用者の方の声を聞いても、鼻パッドに関して使いやすさを感じているようですね。

 

慣れていないと取り付けに手間取る

テンプルを外すことができるのはメリットでもありますが、その代わりにはめ直さなければならないのでやり方を覚えておく必要があります

まあアイシーベルリンの取り付けは特段難しくは無いので、こちらの解説動画を見ていただければすぐ覚えられるかと思うので心配はいりません。


アイシーベルリン日本公式ブログ

ただし細かい留め具の位置を確認しながらの作業になるので、このフレームを老眼鏡として使っている人は、眼鏡を外した状態で手元が見えなくてはめられない!となる可能性に留意しておきましょう。

当店でも同様の事例がありましたが、その方は他に老眼鏡をお持ちでなかったためどエラい苦労(本人談)されたのだとか。

慣れていれば見なくてもはめ込めると豪語する従業員が店にいますが、それちょっと難しくない…?
まあ繰り返せば分解組立も徐々に上手くなっていくのは確かです。そのあたりもアイシーベルリン構造の楽しみと割り切っていくのも良いかもしれませんね。

使い込むと抜けやすくなる場合がある

稀ではありますが、アイシーベルリンのテンプルをつなぐメタルパーツは長年使っていると正常な状態より内側に潰れていったり外に開いたりすることがあります。
するとうまく引っかかっていたパーツ同士がゆるんでしまい、特に意図しないのにテンプルがすぽんと抜けやすくなってしまうという弊害が…。

勿論そうそうなるものではないのですが、もしなってしまうとかけている最中に脱落する危険性があります。
当店の場合ですとその事例が一例だけですがありまして、 何とかかんとかパーツを元の角度に曲げ戻して事なきを得たことがありました。

なので、取り付けや取り外しの際に無理やり力をかけてパーツに負担をかけたりはしないように気をつけたほうがよさそうですね。

破損時に修理を頼める店が限られる

アイシーベルリンは特殊な形状だけあって、フレームが破損した際に修復をお願いできる場所を見つけるのはかなり難しいかもしれません。
近くの色々な眼鏡屋に持ち込んでも毎回断られてしまって途方に暮れてしまった…なんてのもよく聞こえてくる話。特殊構造フレームあるあるですね。

アイシーベルリンブランドを販売しているお店でもその会社で修理を請け負っているところは少なく、大体がメーカーに修理を依頼するという形になるでしょう。費用も時間もかかりますし、その手間から修理依頼自体を断るお店も多いと聞きます。
なのでアイシーベルリンの購入を検討されている方は、同時に破損時にどんな対応をしてくれるのかを購入店で確認してから買われるのをオススメいたします。

 

アイシーベルリンが故障したらどうすればいい?

実際にフレームに何らかの修理や調整の必要性が発生した場合、どういった手段が取れるでしょうか。

修理や調整と一口に言っても、おおよそどこの店舗でもすぐに対応してくれるものと、特定の専門店でないと受け付けてすらもらえないものがあります。

一般店でもすぐ対応してくれる可能性があるパターン

調整・備品の交換

フレームの調整
テンプルが広がって落ちやすくなった、ぶつけた拍子に少し曲がったので直して欲しい 等

鼻パッド調整
踏んづけて鼻パッドが潰れているので戻してほしい 等

モダン交換
耳に引っ掛ける部分のプラスチックモダンがひび割れたので新しくして欲しい(汎用品での交換) 等

バフ磨き
セルフレームがくすんできたり汚れてきたので元に近いキレイな状態にして欲しい 等

レンズ交換・取り付け
レンズを新しく交換してほしい、現用レンズが外れて落ちてしまったのではめ直してほしい 等

フレーム本体が壊れておらず、ちょっとした調整だけであればどこのお店でも十分に可能です。
ただし調整中に破損させてしまった場合の補償が非常に難しいので、やってくれるかはそのお店毎の判断になります。

バフ磨きは元の色合いを損ねることもあるので、ただの調整より受けてくれる確率は下がるかもしれません。

レンズ交換・取り付けは、アイシーベルリンフレームのレンズのつけ外しが特殊なため、これも断られる可能性がやや高くなるでしょう。
例のテンプルから中のメタルパーツを順に外していけばレンズ枠も外れるため、知っていれば別に難しいことはないんですけどね。セルであれば普通にレンズを押し出して外すので、こっちのほうが承諾がもらいやすいと思います。

専門店でないと難しいパターン

破損の修理、パーツ自体の取替

フレームの破損修理
テンプルが折れた、リムにヒビが入った、丁番パーツが千切れてしまった

鼻パッド交換
鼻パッド(プラスチック素材)が劣化したので新しくしてほしい 等

上記のような『新しくフレームのパーツを取り寄せて交換する』や『修理専門部署で扱うような修理・補修』になると、そのへんのお店ではまず無理です。鼻パッドはクリングスの輪っかに鼻当て部分を押し込むようにはめるため、その規格に合うものがあれば専門店以外でOKな場合も。
フレームが折れただの割れただのはもしかすると購入したお店でもダメな場合もありますので、必ず最初に確認を取っておいたほうが良いでしょう。

購入店以外でも持ち込み修理の受付を行っているお店はありますのでそちらを探してみるのもアリです。
例えば【EYEWEAR MEBIUS】さんのHPのように

ドイツブランド【ic! berlin アイシーベルリン】は、ユニークで全く新しいアイウェアの形を提案しました。※お持ち込みでのレンズ交換、修理等も承ります。

といった文言が載っているお店なら問題なく修理の相談をお願いすることができます。

正規品を確実に手に入れるには

公式HPにはこのブランドの取り扱いをしているお店が載っていますが、全国どこにでもある訳では無いためお住まいの地域によっては中々手に入れるのが難しいかもしれません。

よってその場合はネットでの購入が最有力になるわけですが、どうしても気になるのは買おうとしている品が「正規品」かどうかということでしょう。
眼鏡ブランドにはコピー品がもはやつきものと言えます。アイシーベルリンもその例に漏れないので、運が悪いと質の悪い偽物を掴まされてしまう可能性も。

これを防ぐには、
・販売元が正規品取扱の証明を出しているか確認する
・並行輸入品などは警戒する
・やたらと安い価格設定のものは避ける

などが挙げられます。
細かい意匠の違いをチェックして本物との違いを発見することも出来ますが、アイシーベルリン自体を見慣れていないとそう簡単な話ではありませんし確実とは言えません。

なので、ネット販売店でそれなりに安く、かつしっかりと信用の置けるサイトでお買い物をしたいと考えている方は、定番の
『Oh My Glasses』
がオススメです。

日本最大級の品揃えを謳うだけあって、ドイツ製のアイシーベルリンも3ケタ前後の商品が並んでいるのが嬉しいところ。日本での店舗も多く展開していて非常に安心出来る会社でもあります。
3~5本までの試着サービスもあるので気に入ったフレームを見つけやすいのも特徴ですね。

その他のブランドやオリジナルフレームなど非常にセンスの良い眼鏡が並んでいて眺めているだけでも楽しいので、購入を検討している人はぜひチェックしてみて下さい。