オアシス、モイスト、トゥルーアイの違いは?比較アンケートで見るみんなの意見

ワンデーアキュビューモイスト、トゥルーアイ、オアシス。

コンタクトレンズメーカー最大手のジョンソン&ジョンソン(J&J)から発売されているワンデーレンズの3タイトルがこちらですが、最初はどれを選んだらいいか全然わからないなんてことありますよね。

店舗でもそういった質問を頻繁に受けるので、今回は実際にワンデーアキュビューシリーズを購入している利用者の方達の利用状況の確認とアンケートを書いてもらいました。
スペックや素材などを見るのも大事ですが、やはり現在進行系で使用している人の意見が一番貴重だと思うのでそれを参考にしていきたいと思います。

初めてアキュビューシリーズを試したいけどどれ選んだらいいか見当がつかない人や、既にアキュビューのどれかを利用しているけれどもっと自分に合うレンズがあるんじゃないかと迷っている人はぜひチェックしてみてくださいね。

 

アキュビューシリーズの比較データ

今回の注目点はこのあたり。

  1. 皆がどのレンズを好んで利用しているか
  2. 実際の購入者から見る継続データ
  3. 使いやすさの生の声
  4. スペック比較
  5. トラブル発生率

当店におけるデータなので、全国的に言えばまた少し違うかもしれませんがそれなりに参考になるはずです。

アキュビューアンケート

今回の母数は2017年1/1~2022年9/30までの合計40,685件となっています。

モイストトゥルーアイオアシス
購入数/比率 25,255件/62.0%13,678件/33.7%1752件/4.3%
男女比(男性/女性)※136.0%/64.0%35.6%/64.4%62.4%/37.6%
トラブル率※10.12%0.13%0%
酸素透過率(DK/t)33.3118121
含水率58%46%38%
中心厚0.084mm0.085mm0.085mm
DIA(サイズ)14.2mm14.2mm14.3mm
乾燥のしにくさ
最初潤うが長持ちしない

潤いも継続性も普通

しっとりさが長く続く
つけやすさ
柔らかすぎてつけにくい

固めでレンズがしっかり立つ

やや柔らかめ
外しやすさ
ツルツルして外しにくい
作成範囲(BC9.0)+5.00D~-12.00D+5.00D~-12.00D+5.00D~-12.00D
価格(平均値※2)2742円2855円3185円

※1 男女比率、トラブル率はそれぞれのレンズを100とした場合のパーセンテージ。トラブル率は利用者がレンズの不備により直接メーカーへ相談までいった件数をカウント。
※2 価格の安いネットショップの上位18店の平均値

総評・アンケート生の声

ワンデーアキュビューモイスト

総評:J&Jと言えばアキュビューモイスト。
多くの人に愛されるシリーズの顔みたいなレンズですね。

従来のHEMA素材で高含水なため、最初のつけ心地は瑞々しさ抜群。シリコンには及びませんが、保湿成分PVP(ポリビニルピロリドン)により他のHEMAレンズより潤いが続きやすいのもgood。
レンズ縁のエッジ加工により、まぶたへのひっかかりが少なく違和感を感じにくいです。

しかしトゥルーアイ、オアシスに比べれば乾きやすく、夕方になる頃には乾燥を感じてしまう人も多いようです。
酸素透過率も低く(HEMAの中では高めですが)、目が酸素不足に陥りやすいです。場合によっては白目に血管が伸びてきて充血目になったりと今回の3種類の中ではトラブルが起きやすいと言えます。

使用者の声

○『やや高めなこともあって基本スペックは悪くない。つけ心地とコスパで選ぶならコレ』
○『悩んだら最初はモイストで良いのでは。このレンズが合えばそれでよし、不満なら高いのに変えていくのがオススメ』
○『どうしても乾燥してしまうから目薬併用になる。最初柔らかすぎてへにゃへにゃしてるからよくつけるの失敗する』
○『色々試したけど安いし結局モイストに戻ってきちゃう。』

 

ワンデーアキュビュートゥルーアイ

総評:モイストの後継機が素材をシリコーンハイドロゲルに変えて登場。

個人的には3種類の中でバランスが最も良いのが特徴と考えます。
モイストより長く潤いが続き、オアシスに近い酸素透過性を誇り、レンズの形がやや固めで崩れにくいため着脱がしやすいのが素晴らしい。その上価格もモイストとそこまで変わらず、非常に移行しやすいレンズと言えるのではないでしょうか。

ただやはり最上級クラスに比べると乾き等を感じやすいことは否めません。水分も少なめで、特にドライアイの人には物足りないと思う人がチラホラいるようです。

使用者の声

○『シリコーンレンズの中ではすごい使いやすい。ベースカーブさえ合えば一番いいレンズなのでは』
○『つけ外しがしやすくて悪くないと思う。問題は特に感じないからずっと使ってる』
○『普通に過ごしている時はいいんだけど、エアコン直撃の場所にいたり風に強い日に外出すると乾く感じがする』
○『モイスト、オアシスと比べるとゴロゴロするなあと。自分はもっと柔らかいレンズが好きなようです』

 

ワンデーアキュビューオアシス

総評:最新のJ&Jワンデーレンズがこちら。
非常に高性能で、全体的な評判はダントツで高いです。

製品概要に摩擦ゼロとありますが、これ瞬きをしたときの摩擦が裸眼時と同じで全くひっかかりませんよということ。眼球表面の涙の層を崩さずキープするので一日中潤い、快適な装用感が続くのが最大のメリットでしょう。涙と一体化するため見え方がクリアというのも嬉しい部分です。

しかしその分お値段は高め。当店のデータでもオアシス利用者が4.3%となっているのでやはり価格の問題が大きいようです。男女比がオアシスだけ逆転しているのもさもありなんといった感じ。
あとは中心圧・DIAともに数字が大きく含水率が低いので、相性が悪いと感じる場合があるようです。

使用者の声

○『最高品質のレンズだと思う。トゥルーアイでも必要だった目薬が全くいらなくなった』
○『つけてるのにつけてる感じがぜんぜんしない。しなさすぎて外すのを忘れる(笑)』
○『本当に表面がツルツル滑って外しにくい。手こずってるうちに目を傷つけてしまいそうで怖い』
○『オアシスだけ厚ぼったく感じる時がある。だからなんだってほどでもないけど、値段高いせいもあってなんかもやもや』

 

『クオリティが高い=万人にオススメ』ではない

ここまで見てきてわかる重要なポイントは、

必ずしも『良いレンズ=あなたに合うレンズではない』ということでしょう。

後発であるオアシスは性能や着け心地の素晴らしいレンズですが、人によってはモイストより乾くと感じる人もいますし、装着のしにくさが気になる人は決して少なくありません。

特に眼球やまぶた周りは外部に露出来ている器官の中で最も鋭敏で、僅かな形状の違い、微かな触り心地を敏感に感じ取ります。
なので、クオリティが高いレンズのほうが相性が悪くてつけにくい、は往々にして起こりうるのです。

確かに全体的な装用感の良さ、長期的な健康面への影響を考えるとグレードの高いレンズが良さそうではあります。
しかしシリコーン素材が合わない人は一定数います。例えば装着して目がすぐ赤くなったり痛みが発生したりするのなら、オアシスやトゥルーアイにこだわらずモイストを試していくべきでしょう。自分にとって一番すんなりつけやすいコンタクトレンズがどれかを比較しておくのは重要と言えます。

まずは少量で試してみよう

新しくレンズを試す時は、やはり少ない量で確認しくていくのがオススメです。

購入する場合は1箱からになるので、
左右の度数が違うなら右1箱+左1箱で1ヶ月分、
左右の度数が同じなら1箱を両眼で使って半月分が最低量となります。

コンタクトレンズは開封したら返品不可ですから、初めて使うレンズを最初から3ヶ月分一気に買うなんてことはあまりしないほうがいいかもしれませんね。特に大容量の90枚パックは外側の大箱を開けただけで90枚全部開けた扱いになるので注意して下さい。

眼科で検査を受けた場合はテスト(トライアル)レンズを数日分もらえることがあります。
一旦その数日分をお試しで使ってから購入するかどうか考えることができますから、なるべく装用チェックがくまなくできる眼科での検査を推奨いたします。(眼科によってはテストレンズなし、当日買わないなら処方箋を出さないなんて場所もあるので、そういった場所は避けたほうがよいでしょう)

 

まとめ

表からもわかる通り、割合で言えばモイストが一番多かったですね。でもまあ当店は全体から比べるとややモイスト利用者が多めなはずなので、実際はもう少しトゥルーアイやオアシスの割合が大きいかと思われます。
どのレンズにしても最初に使ったレンズをそのまま使い続けるというパターンが最も多いですが、装用期間が伸びるに従ってグレードの高いレンズに乗り換えていく傾向も。
もちろん逆に下げていく人もそれなりにいます。ただその理由の大半は「値段が高いから」で、レンズが合わずに下げる人はそこまで多くはありません。

またJ&Jは少しばかりレンズのトラブル(レンズが入っていない、欠けていた、装用時に違和感 等)が多めなことでも有名です。が、今回カウントしたメーカー相談にまで発展したトラブル率を見るとオアシスだけ0件となっていました。母数が違うので一概には言えませんが、オアシスはコストがかかっているからかレンズの質の安定度も期待できそうですね。

 

さて、以上がワンデーアキュビューシリーズにおけるデータ比較と利用者の実際の声でした。
アキュビュー選びに迷っている人はぜひこのデータを参考にしてあなたにぴったりのコンタクトレンズを探してみて下さいね!