こんな場面でも使える!?調光レンズの活用シーンと選び方

メガネもサングラスも欲しいけど何本も持ち歩くのはイヤ…

そんな人にうってつけなのが調光レンズ入りサングラス

見てください、普通のメガネが紫外線に当ててからものの30秒もしないうちにサングラスに!
色が抜けるときはこれよりもう少し時間がかかりますが、特に意識しない内にいつの間にか変化が完了しているので全く気になりません。

非常に便利なレンズですが、馴染みが薄いこともあってどんな選び方をすればいいかイマイチわかりづらいかもしれません。
なのでここでは、調光レンズの概要とそれぞれにどんな違いがあってどんな基準で選べばいいかを解説していきましょう。

あなたの生活に調光マジック!


出典:That’s

よく言われますが偏光レンズと混同しやすい(”変光”をイメージしてしまうようです)ので注意しましょう。『偏光レンズ』は反射光などを遮断して通常のサングラスよりものを見やすくしたレンズのことです。

調光レンズ』は屋外に出て紫外線を浴びるとサッと色がついて、室内に戻ればパーッと色が抜けていく。そんな1本2役のレンズです。

今回はこっちですね。

 

この便利さは使ってみるとよくわかる

サングラスをあまり利用しない人にはピンと来ないかもしれませんが、普段外出する時に浴びる光というのは思いの外強いもの。
実際にサングラスをかざしてみるとよくわかのですが、色のついたレンズを通して景色を見た後にそのレンズをパッと外すと、「うっ」となるくらい光の圧力が強いと感じるハズ。瞳孔が開く間もないくらい短いタイミングでやってもそう感じるのですから、光の影響は推して知るべし。

でもわざわざ普通のメガネとサングラスを2本持ち歩くのは意外と面倒ですよね?
だったら1本にまとめちゃえ!というのが調光レンズというわけです。

 

さてさて、ではどんなシーンでこの調光レンズは活躍するでしょうか?

  1. 外出時、日中の強い日差しから保護してくれる。目が超ラク!
    室内に入ればかけかえの手間なしで普通の眼鏡として利用可能。
  2. 発色も退色もすぐに始まる。例えば完全な退色には平均4~5分かかるが、最初の1~2分でそれなりに色抜けをするため十分に仕事用としても使える
  3. 色付き、色抜けが自然。自分でも気づかないくらいにいつの間にか変わっている。
    なのでかけていて違和感を感じることはほとんどないハズ。
  4. 紫外線量によって濃さが決まるので、大体必要な濃度の色に変化してくれる。
    つまり建物の暗がりをよく通る場合や、レジャーやトレッキング中の林などの日陰の多い場所では濃くなりすぎないので、足元が暗くて見づらいということになりにくい
  5. 日常使用で目が見えなくなるほど濃くなることは少ない。なのでマスクを付けたままでもやばい人になりにくい
    むしろ最近は薄めのサングラスと併用する人が多くなってきたのでオシャレとしても通用するくらい。
  6. 夏に限らず調光レンズは冬でも超重要。
    冬は太陽の位置が低いせいで紫外線を防ぎにくいし、雪の反射も下手をすると失明する事例もあるくらい強烈なので、冬のレジャーは特にサングラスが欠かせない。

 

こんな感じで、使える場面は意外と多くあるんですね!

ただ着色に一定の時間がかかるという点などを考えると、調光レンズよりサングラスのほうが良い場合もあります。例えば、

・長時間炎天下で同じ場所に留まって作業やスポーツをする
・光過敏でしっかりと光を遮断するよう診断されている

などといった際は、しっかりと濃いめのサングラスをかけておいたほうが良いでしょう。
目的に合わせて適材適所に選んでいきたいですね。

 

シーン別調光レンズの選び方

それではあなたにふさわしい調光サングラスを確認していきましょう!

最近流行りのシェイプ。色があってもなくてもオシャレ度◎

オシャレ度No.1のラウンドメタル

往年の人気シリーズが復刻!今でも通用するデザインは丸型のスタンダードモデルと言っても良いでしょう。最近では木村拓哉さんが『BG〜身辺警護人〜』で着用したモデルとして有名
細身のフレームは耳や鼻に負担を掛けず楽にかけられます。このタイプの最大のメリットは、色がついていても抜けていても抜群のファッション性を演出できるところでしょう

服装を選ばないナイロールはシックでカジュアルさ一級品
こちらはレンズを覆うリムが上半分のみのナイロールタイプの調光レンズ。最大の強みはリムがないことで顔なじみが良く、細いフレームも相まって合わせられるファッションの幅が広いところ。
かと思えばテンプルがポリス独特のフォルムをしていて、単なるグッドスタッフに収まらない心意気が垣間見えます。

メタリカルなゴールドとサングラスの合わせ技 

モデルさんの写真を見るとよくわかりますが、ゴールドとダークカラーは非常に映える組み合わせ。濃いめのブラウンレンズを覆うゴールドリム、そして同じく金色のヨロイから伸びるテンプルの黒がお互いを引き立てあっています。
レンズに色がない状態でもバランスの取れたフレームですが、色が入ることによってさらにそれが進化する。手にとってみたくなるデザインですね。

定番のサングラスフレーム。しっかり覆って最大の日除け効果を

不朽の名作ウェイファーラーにも調光レンズが登場

サングラスと言えばレイバン、レイバンと言えばウェイファーラー!
RB2140Fは誰もがイメージするサングラスの王様です。派生種がいくつも出てきましたが、未だにこの原点を外して語ることはできないでしょう。
がっしりとあなたを掴んで離さないデザインは、かけた人の存在感をひとつ上に引き上げてくれることでしょう。クリアレンズ状態でならフォーマルな場でも幅広く活用可能です。

クセのないシンプルな美しさが知的な雰囲気を演出
4色から選べるスクエアフレーム。ナナメから眺めたときに現れるテンプルとリムの美しい直線がさすがカルバンクラインだなと思わせてくれます。
堅苦しくなく、かつとても上品な光沢とロゴも雰囲気バッチリ。鼻パッドが一体式ですが、日本人に合うように高めに設計されているのも嬉しいところ。

昼も夜もこれ一本!昼の太陽と夜間のライト対策に特化したレンズ
以前から存在したネオコントラストシリーズ。こちらは人が最も眩しく感じる黄色の光(585nm)を集中してカットすることで夜間の照明やヘッドライトで目がくらむ危険性を減らしてくれます。(その代わり最初から薄めのブルーが入っていることに注意)
加えて昼間は調光機能により濃い色に変化するので、昼夜問わず安心して掛けていられる調光サングラスですね。

アクティビティに欠かせないスポーツサングラス。使い始めると手放せないこと請け合い!?

スポーツタイプでも堅実なデザイン。ガチすぎはまだ抵抗ある方にオススメ

ずれにくい設計のテンプルエンドと鼻パッドは微妙な調整が可能で、長時間かけてもストレスになりにくいです。

可視光線透過率はグレーの84%から17%なので、自然な色合いで極端に暗すぎることもなく幅広いシーンで活用可能。気軽に選べるデザインで1本目をどうしようか迷っている人に是非つけてほしいですね

選べる2タイプコンパーチブルモデル 

最大の特徴はサイドロックを外すことで「フルリム」と「アンダーリム」を簡単に切り替えられる2タイプフレームという点。

がっちりと顔と目を守るならフルリム、すっきりと気軽にかけていきたいならハーフリム。気分と状況によってうまく使い分けていきましょう。

広い視界のサングラス。フレームレスで軽さと快適さを!

レンズを覆うフレーム枠のないスポーツサングラス。主に上下方向の視野がフレームに邪魔されず視界が確保できます

特に役立つのはランニングと自転車。足元の障害物や起伏を発見するのにこれ以上のフレームはありません。曇り止めコーティングでさらに快適度がUPしたuvexを是非スポーツのお供に!

まとめ

調光レンズは、クリアレンズとカラーレンズでそれぞれの活かし方を考えるのが非常に楽しいレンズです。

私が一番好きなのは、こっそり調光サングラスをつけて周囲の人が『あれっ!?さっきサングラスかけてなかったっけ??』と驚く様を見ることです(笑)。
あまりにも自然に変化するので、透明なメガネ状態になってるのにしばらく気付かれないのもしばしばです。

今まで日常と切り離されたイメージだったサングラスが、これからはいつもの生活風景を自然に融合するようになるのかもしれませんね。
あなたも愉快な調光ライフを始めてみましょう!