1本持つと2本目が欲しくなる!眼鏡が複数あると嬉しい理由4選

眼鏡屋を始めてからイメージが変わったことといえば、眼鏡を複数本持っている人が思いの外たくさんいたということでしょうか。

眼鏡何本持っているか調査

出典:メガネスーパー
こちらで分かる通り、すべての年代において半分以上の方が2本以上の眼鏡を所持しているという結果が出ています。眼鏡なんてふつうに見えるものが1本あればそれで問題ないじゃんと考えがちですが、このデータを見るとどうやらそうでもない理由がありそうですね。

今回はそんな、眼鏡が複数ある時と便利で助かる場面を取り上げてみましょう。
2本目以降の眼鏡を活用する様々なアイディアが見えてきますよ。

度数による使い分けで健康な眼が長持ち

健康な目の維持

眼鏡にある要素は「見える」と「見えない」だけではありません。
『使う場面に合わせてどう見やすく作られているか』が実はとっても大事。

運転用に強めの度数を入れて車に置いておく人はよくいますよね。あれはその強い度数を普段からかけてると目が疲れてしまうからという使い分けですが、そこは皆さんイメージしやすいかと思います。

しかし見過ごされがちなのは、近くを見るための眼鏡

パソコン仕事やスマホを長時間使う時でも、普段の遠くが良く見える眼鏡をそのまま使っている人は多いんじゃないでしょうか。
遠くに焦点が合っている状態から近くを見るためには、調節力という目の筋肉の力を使わなければなりません。つまり遠く用の眼鏡をかけて近くをずっと見ていると筋肉が緊張して眼精疲労や頭痛、さらには若年での老眼進行のもとになりやすいのです。
よって集中して近い距離を見続ける時間が長い人は、それ用の度数を少し落とした2本目眼鏡を準備すると目を大いに助けることができます。だいたい遠く用から2~3段階落としたり、視力0.8や0.7あたりで見えるような基準で作ることが多いですね。

いくつもの度数を掛けかえるのは目に良くないんじゃと気にする方もいますが、全く問題ありません。見る距離に合わせて最適化させることが一番大事です。

デザインを変えると生活も変わる

デザインでイメージは自在に変る

何らかの理由で新しい眼鏡を買おうとしても、なんだか結局似通ったデザインに落ち着いてしまう経験はあるんじゃないでしょうか。

確かに今までと違った形や色を試してみるのはなかなかの冒険です。
しかし眼鏡を変えると、新しいお気に入りの服を下ろした時のように不思議と普段見ている景色も少し違って見えるもの。あるいはいつもと違う眼鏡をたまにかけていくと、周囲からの注目を引いて会話の主導権を掴んだり話しやすい雰囲気を作り出したりできるのでオススメですよ。

また眼鏡によってその人の印象はかなりコントロールすることが可能なので、相手に合わせてデザインを使い分けをする人も少なくありません。

たとえば、

  1. 50代会男性
    役職が上がって今までのシンプルなメガネより威厳を出したい→がっちりとしたバーバリーのブロータイプ
  2. 20代女性
    いつもは太めのセルフレームでお洒落感を強調しているが、付き合い始めの彼氏とのデートで落ち着いた優しい雰囲気を出したい→柔らかいピンクの色合いのオーバルメタル
  3. 30代男性
    趣味仲間の集いで、詳しく頼れるイメージを演出したい→マサキマツシマなどの少し角張って踏み込んだ形のメタルフレーム

「いつもより少し違う」でも「ガラッとイメージを変える」でもどちらもアリです。
アイディア次第で色んな自分を魅せることができるので、そういった目線で眺めると眼鏡屋は宝の山のように見えてくるかもしれませんね。

使うシーンごとに機能を活かしていく

場面ごとに眼鏡機能を活用する

見たい対象や状況によって使い分けをする人もいます。

分かりやすいのはカラーレンズ。
色の種類や濃さをかなり細かく指定できるのですが、用途は本当に様々です。

  • 全く同じ度数で違うカラーを季節や日差しの強さで選ぶ
  • 子供の送り迎えで通過する道がちょうど夕陽が眩しいのでガッツリ色の入った1本を車に常備
  • 仕事場が薄暗くて文字が読みにくいのでその時だけ赤色を差して視界を明るくさせる

普段使いしづらい色も、複数本持ち前提ならシーンを絞って非常に役に立たせることが出来ます。

他にも、
家に帰ったら気軽にリラックスできるようにとにかく軽くてかけ心地を優先したコンセプトメガネを2本目に選んだり、眼鏡が熱や衝撃に弱いことを踏まえてお風呂や小さいお子さんがいる場での使い捨て前提眼鏡を用意したりと、考えられるバリエーションは豊富です。

自分なりの眼鏡シチュエーションを思いついたらぜひそれに合わせた2本目を探してみて下さい。

緊急時の予備

備えあれば患いなし

あって助かる、つまりないと非常に困ったことになるという観点で見ると最も重要なのはコレ。

眼鏡は壊れたりなくしたりが結構あるので、その時に慌てないために予備は用意しておくと安心です。当たり前じゃんと思う人は思うでしょうが、案外その当たり前を準備していない人は多いんです。
しかもなぜか度数が強い人ほど2本目を持たず、フレームが曲がったとか折れたとかどっかいったという段になって大慌てで今すぐ作れますかとお店に飛び込んでくる…。

気をつけて欲しいのは、当日作ってお渡しできるのはお店に在庫のあるレンズに限られるということです。

球面度数(S)が-8.00Dより大きい
乱視度数(C)が-1.00Dより大きい

これくらい度が強くなるとお店に在庫を置いていない店舗が増えてくるので注意して下さい。店にもよりますが、在庫がない場合どんなに早くても翌日午後、あとは3日~1週間くらいは見ておく必要があるでしょう。

ちなみに遠近両用はほぼ即日渡しは無理です。その人に合わせたレンズ設計で作るので、こちらは最低1週間かかります。
同様にオプションでつくキズ防止やブルーライトカットなどの特殊なコーティングも数日必要。あとよく聞かれるんですが度付きのカラーレンズもすぐはムリですからね!

眼鏡はただの矯正器具ではない

ここまで見てきて、眼鏡が視力を出すためだけのアイテムではないことが伝わったかと思います。

探してみると世の中にはあなたの生活を豊かにしてくれる、自分のニーズにピッタリの眼鏡が必ず存在します。

安くても質が良くデザインが豊富な眼鏡が手に入る時代になりましたし、この機会に2本目の眼鏡にチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。

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