どうしても丸型眼鏡が似合わない…!そんな人にも合わせられる丸型フレームとは!?

さて皆さん、丸型の眼鏡をかけてみたことってありますか?

道を行くお洒落な人やテレビの有名人が素敵にかけこなしているのを見ると、自分も試してみようかなーという気持ちになりますよね。
ただ実際に眼鏡屋さんに立ち寄って恐る恐るかけてみても、全然まるで似合っていない、よくわからないけどなんだか野暮な感じで完全に浮いてしまっている!とがっかりした人は多いんじゃないかと思います。

 

でも、そんな人でも似合う丸型眼鏡の探し方ってちゃんとあるんですよ?

 

丸型フレームといっても種類は色々。
それに合わせて髪型やファッションやメイクを整えるのも方法のひとつですが、ここではまず「どうやって眼鏡に合わせていくか」より「誰にでも合わせやすい丸型の眼鏡はないのか?」という視点で考えていきたいと思います。

具体的にどんな要素が似合わないと感じる原因になっているのか、そしてそれを取り除くためにどこに注目してフレームを探せば良いのか。
それがわからないままで漠然と選んでみても上手くいくのは一部の人達だけです。

この記事は、とりあえず眼鏡姿を最低限人にお見せしてもおかしくないところまで持っていきたい人のために書かれています。
ここでの選び方を実践してもらえると、全然ダメじゃん!あれ、意外と悪くないぞ!?くらいには本当に変わるのでぜひ試してみて下さい!

 

なぜ丸型の眼鏡は自分に似合わないのか

丸型眼鏡が似合わなくて悩む男性

さて、まずは前提のお話からいきましょう。

世の中には丸型眼鏡が似合う人っていますよね。
一緒に眼鏡屋さんや雑貨店に立ち寄った時に遊びでかけてみると、自分は全くお話にならないのに、彼らはやたらばっちりかけこなす。丸型やサングラスが誂えたように似合っていて、実に世の理不尽さを感じる瞬間です。

丸眼鏡が似合う人の特徴で探してみると、細面の人や四角い形の顔というのがよく出てきます。
顔の特徴に対してそれを打ち消すような逆の印象のフレームをかけるとバランスがとれるというのがその理由ですが…う~ん、じゃあそれ以外の人はどうやっても似合わないってこと?

 

もちろんそんなことはありません。

丸眼鏡を試着した時の拭いきれない違和感には、ちゃんとわかりやすい理由があります。
なのでそこを解決するような選び方をすれば、少なくとも私には無理!という状態からは脱却可能なのです。

 

丸型眼鏡は印象が中心に集中する

ではかけた時の違和感の原因が何かというと、

 

それは『顔のパーツが真ん中に集まっているように見える』から。

 

丸型をしているフレームの大きな特徴として、レンズ(玉型)のサイズが小さめであることが挙げられます。
並べてみるとわかり易いですが、普通の四角いタイプであるウェリントン型などと比べると一回りも二周りも小さいことが多い。

すると何が起きるかというと、顔全体に対して眼鏡枠のある場所が中心付近のみになってしまうのです。

眼鏡が顔にちょこんと乗っているだけのような、真ん中に向けてギュッと詰まっているようなイメージ。これではいかにも変な感じがしそうですよね。
バランスの悪い下手な似顔絵みたいな状態があのなんとも言えない不自然さを生んでいると言えるでしょう。

そして多くの人がそうなりやすい理由を知るために具体的にチェックしてほしいのは次の2点です。

 

PDに対して眼鏡の幅が狭い

PDとフレームサイズの関係

出典:wink

PD(上図左上)とは瞳孔間距離つまり左右の黒目同士の距離のこと。
また左右レンズの中心同士の距離(上図右上)をフレームPDといいます。

見てもらうと分かる通り、PDフレームPDに対してちょうど真ん中かやや内側にあると、見た目のバランスの良い眼鏡になります(上図左下)。
そこから外れてしまうと、上図右下のように離れ目や寄り目のイメージが強くなり違和感のある眼鏡になってしまうのです。

 

さて思い出してください、丸眼鏡はレンズサイズが小さいのが特徴でした。つまりフレームPDが小さいということです。
ということは必然的に、外の眼鏡と比べてレンズの中の目は外側に配置されやすくなってしまいますよね(離れ目に見える状態)。

四角い形なら最低限格好がつくのに、丸になった途端ちぐはぐな感じを受けるとしたら、あなたのPDがフレームに対して広いからである可能性が高いです。

例えば成人男性の平均PDは64mm前後ですが、丸眼鏡のフレームPDでよくあるのは56mm~62mmなので、比べるとどうしてもPDのほうが広すぎてバランスが取りづらくなっていると言えるでしょう。

対して、店に来店された方で丸眼鏡が似合うなと感じた人のPDを調べてみると60mm付近であることが多かったです。女性の方が丸いフレームを合わせやすいのですが、女性のPDの平均が60~62mmであることを考えるとさもありなんという感じ。

やはりPDとフレームPDがなるべく揃っているというのが似合う秘訣のようです。

 

顔の横幅に対してレンズが小さい

顔全体に対してレンズが小さいことが違和感の原因と書きましたが、特に注意すべきは顔の横幅です。

仮に黒目とレンズの配置のバランスがきれいにとれていても、レンズサイズが顔の幅に対して小さいと似合わなさを解消することはできません。そしてやはりというか、平均的な顔の大きさにとって丸型眼鏡はどうしても横幅を余らせてしまうのです。

そもそも眼鏡の選び方の基本は顔幅とフレーム幅を合わせることですから、それをしづらいタイプの眼鏡が似合わないと感じる人が多いのは当然のことと言えるでしょう。

丸型眼鏡が似合う人って、面長でシュっとすっきりした顔立ちだったり、小顔で可愛らしいイメージだったりしないでしょうか?こういった人達は小さめレンズでも顔の幅がそんなに余らないので、大概の丸型フレームでも違和感なくかけこなせるというわけです。

 

万人向けの丸型フレームってどんな形?

前項で丸型がなぜ人を選ぶのかという原因はわかりました。

では、それを解決するためには一体どうすればよいでしょう。

 

①ブリッジ幅を広くする

似合う眼鏡にしたければ、PDとフレームPDが近いほうが良いというのはわかりましたよね。

ではどうするかというと、
ブリッジ幅が広いフレームを選ぶというのが一つの方法としてあります。

ブリッジ狭い丸眼鏡ブリッジ広い丸眼鏡

ブリッジ幅が違う2つのフレームを並べてみると一目瞭然。

PDや玉型のサイズは一緒ですが、左のブリッジ幅が狭いほうが完全に離れ目状態になってしまっています。
右側を見てみると、ブリッジが広くなったおかげで黒目がレンズの中の丁度良い位置に来ていますね。

この図はわかりやすいよう少し極端に変えてありますが、実際にかけた時によくある「なんだかわからないけど似合ってない」という状態はまさにこういった場所が原因で起こっている事が多いのです。

 

そしてこのブリッジ幅ですが、成人男性の場合、具体的には20mmくらいのものを探してみて下さい。

ブリッジ幅は大抵フレームのテンプルやブリッジの内側に【42□17 136】などと記載がしてあります。
この場合だと、順番に42=レンズサイズ、17=ブリッジ幅、136=テンプルの長さ。

平均的な眼鏡はブリッジ幅が17~18mmであることが多いですが、探すと20~21mmのものも結構見つかります。
私(PD65)が自分でかけてみて、まあまだマシかなと思った丸型眼鏡は全部後者のほうでした。

女性の方ならもう少し小さくても良いでしょうが、何にせよブリッジは広いほうが違和感が減る可能性が高いことは覚えておきましょう。

 

②レンズ(玉型)を大きくする

もう一つの原因、顔幅に対するフレームサイズの問題も解決しておきましょう。

これはもうシンプルに眼鏡のレンズが大きいものを選んで下さい。

PDとフレームPDを合わせたのと同様に、顔幅とフレームの横幅もなるべく近くしてあげると自然とバランスの取れた印象になっていきます。

レンズ幅は先程の【42□17 136】における42の部分がそうです。
四角に近い形の眼鏡はここが52~56mmであることが多いですが、丸型タイプでよく見かけるのはなんと42~46mm。
1センチも違うのではそりゃあバランスが取りにくいのも納得納得。

というわけで、レンズの玉型サイズを上げていくのが必須というわけです。
これも48mmや50mmあたりを見つけることが出来ると思うので、頑張って探してみて下さい。

 

ではブリッジ幅の話と合わせて、実際にいた一人の男性を例に出します。

この方はPDが66mmで顔幅は大体133mmくらい。
普段かけているのは四角いウェリントン型眼鏡でサイズは【52□17 140】でした。

この眼鏡のフレームPDは52+17=69mm
フレーム全体の横幅は52+17+52=121mm

PDよりフレームPDのほうが3mm少ないのでほぼバランスばっちり。
顔幅とフレーム幅もそこまで大きな差はないので、非常にお似合いのサイズ感ですね。

ではこの方について、平均サイズの丸型眼鏡と、実際にかけてもらって似合っていた大きめサイズの丸型の数値がどうなるかを表にしてみました。

 

男性 ①ウェリントン型 ②丸型(平均) ③丸型(大きめ)
レンズサイズ 52 44 50
ブリッジ幅 17 17 20
フレームPD PD66 69 61 70
フレーム全体の幅 顔幅133 121 105 120

 

ハイ、正に計算通りといった結果です。

似合っていたウェリントンと大きめの丸型はほとんど同じ数字になっています。
対して平均サイズの丸型は、まあ察してくださいといった状態。顔に対して色々なところが小さすぎて、なんともミスマッチになってしまいました。

この結果から分かる通り、まず最初は自分の目と顔のサイズとフレームを擦り合わせていくのが手っ取り早いと思うのでオススメします。

 

そしてもう一つ注目してほしいのは、①(ウェリントン)に比べて③(大きい丸型)はフレームPDと全体の幅がほぼ同じ状態を保てているにも関わらず、レンズサイズ2mmが小さくなっているという所です。

これが意味する大事なポイントは、どちらの眼鏡もばっちり似合うバランスを保てているけれど、③のほうがサイズが小さい=レンズを薄く出来るということ。

高度数でレンズの厚さに悩んでいる人は、レンズ幅を小さくしてブリッジを広くしてみると目に見えて違いが出てきます。レンズサイズの小さいものが多い丸型眼鏡を試してみるチャンスかもしれませんね。(もちろん小さめの四角型でも大丈夫です)

関連記事

中度~強度近視の眼鏡ユーザーにとって共通の悩みは、作った眼鏡レンズの厚み。 厚いわ重いわウズが目立つわでホントに憂鬱に感じてしまいますよね。 値段の高い薄型レンズにすればマシになりますが、それでも限界はあるので多くの人は仕方ないと諦[…]

レンズの厚み

 

③リムは細くて色が強調されないもの

細めの丸眼鏡

出典:WEAR

眼鏡はサイズ以外にも色や素材など要素がたくさんありますが、万人向けということを考えた時に重要なのは、フレーム枠自体をあまり強調させないということです。

例えば黒縁眼鏡はテンプレのひとつですが、丸型でそれをやってしまうと、あまりにも真ん丸の印象が強すぎて非常に顔から浮いてしまいやすくなります。
同様にシルバーも目立ちすぎるのでやめておきましょう。この2種類を最初に試着してしまったせいで、二度と丸眼鏡なぞかけるものかと思ってしまっている人もいるんじゃないでしょうか。

オススメは、細めのフレームで色はブラウンやグレーが合わせやすく、あとは意外とスケルトン系や模様付きのフレームも悪くない場合があります。
悪目立ちせず、顔なじみが良いことを基準に選んでいくと外れは少ないでしょう。

 

④ラウンドよりボストン、オーバル型

ラウンド型眼鏡

出典:WEAR

丸型眼鏡といえばコレ、真ん丸な形をしたラウンド型フレーム。
ジョン・レノンに代表されるクラシックな眼鏡で、かけこなせればおシャレ上級者と言えるでしょう。

しかし今回は候補から外してください!

なぜなら真円に近いこのタイプは大体レンズサイズが小さく、まさに顔の中心にパーツが寄ってくる感が最もあるフレームだからです。これがすんなり似合うのはかなりの細面で顔が小さめの人なので、少なくとも丸型入門には向いていません。

では何が良いかといえば、上辺が平たく逆三角形に近いボストン型、もしくは天地幅が狭くなったオーバル型です。

ボストン型眼鏡オーバル型眼鏡

ボストン型は大きいレンズサイズを見つけやすく、丸型とはいえ直線に近い部分もありブリッジ位置がラウンドより高いので、四角いタイプと同じようなバランスでかけやすいのが特徴。

オーバル型は横に広い楕円なので、真円よりは顔の形に馴染みやすいです。

 

⑤目が中心よりやや上に来るように

ちょっとしたオマケの話なのですが、眼鏡はレンズの中央よりやや上に黒目があるほうがお洒落にかけこなしている感じが出ます。
普通はそんなに意識しなくていいのですが、丸型に挑戦する場合は少しばかり意図的にフレームを下にずらすといい感じにこなれたイメージを演出できて野暮ったさを薄める結果に繋がりますよ。

あまりやりすぎるとレンズの光学中心から外れて見え方に悪影響が出るので、ずらすとしても1~2mm以内に収めて頂きたいですが、ファッションの観点から見ると効果的な方法なのは間違いありません。

特に度数が強い人はしないほうがいいくらいですが、逆に伊達メガネだった場合などは遠慮なく活用して欲しいテクニックです。

 

諦めるにはまだ全然早い

最後にひとつ、大事なポイントがあります。

 

それは、『どんな眼鏡もいずれかけ慣れる』ということ。

 

例えば人を選ぶようなフレームだとしても、どんな人だってかけようと思えばかけることができるし、かけ続ければ不思議と見慣れてくるのがファッションというものです。
今までかけたことがないタイプを試そうというのだから、多少の違和感が出てくるのは当たり前。問題はそれが合ってない」のか「見慣れていない」だけなのかを考えることが重要です。

この記事で見てきた基準に照らし合わせて選んでもらえれば、全く合わないものを取ってしまったという可能性はかなり低いと思います。
何なら今度眼鏡屋さんに行った時、試しに数分ほどかけっぱなしにしてみて下さい。

合ってないものでさえなければ、最初に感じたより違和感は少なくなっているはず。

僅かな時間でさえ慣れるという動きは発生するのですから、かけ続けていればそのうちその眼鏡でないとその人らしくないってくらい馴染んでくることも十分あるんじゃないでしょうか。

せっかくの素敵なジャンルの眼鏡なのですから、苦手意識だけで触らずじまいも勿体ないかなあと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

お店でよく聞くセリフの上位に「自分には丸型眼鏡が似合わないので…」があります。

でもしっかりと選んであげれば、どんな人でも最低限噛み合うフレームを見つけるのは決して難しくないのです。
興味が湧いた人、前ダメだったけど再チャレンジしてみようと考えた人、ぜひぜひこのページを参考にして丸型眼鏡を試してみて下さい。大事なのはPDとサイズ感ですからね!

 

そしてここで選んだ眼鏡を足がかりにして、次なるオシャレ眼鏡への挑戦を続けていきましょう。

知的で爽やかさのある丸型眼鏡の門戸は、ちゃんと万人に開かれていますよ。