メガネチェーン店の最大手と言えばJINSとなって久しいですが、そのJINSからオリジナルブランドのコンタクトレンズ『JINS 1DAY』が発売されているのはご存知でしょうか。
2020年に価格改定があり、非常にリーズナブルかつ手に入れやすいレンズなので利用する人が増えてきた印象です。
ただ細かい性能や実際にどれほどお得なのかが分からず使ってみようか迷っている人がいるようなので、『JINS 1DAY』の性能データを調べながら実際に”買い”なのか見ていくことにしましょう。
JINS 1DAYのスペック比較
JINS 1DAYのレンズデータがこちら。
素材 | 2-HEMA |
BC | 8.7mm |
DIA(サイズ) | 14.2mm |
度数(PWR) | -0.50〜-12.00 |
含水率 | 58% |
設計 | 非球面レンズ |
分類 | グループⅣ(イオン性) |
酸素透過率(Dk/L値) | 24.66 |
税込価格 | 1,980円/30枚 |
このデータを少し細かく説明します。
【HEMA素材】
従来からある柔らかくて装用感の良い素材。
低価格帯レンズに多く、馴染みがあってJINS 1DAYに移行しやすい人も多いでしょう。一般的にHEMA素材のレンズは乾きやすい傾向にありますが、JINS 1DAYは保湿力の高いMPCポリマーを配合しているので比較的乾燥は抑えめ。
【BC(ベースカーブ)】
BC8.7とはちょうど日本人の平均ベースカーブそのまま。なのでどんなレンズを使っている人にも割と合いやすいカーブと言えます。ベースカーブはぴったり一致させなくても良いですが、少し違うとすぐ調子が悪くなる人もいるのでその時は合うレンズを使いましょう。
【DIA】
レンズサイズもよくある14.2mm。これも違和感なく使いやすいサイズです。
【度数】
-0.50D~-12.00Dまであるのでほとんどの人にとって充分な範囲です。-6.00Dからは0.50ずつになっています。
また、プラス度数や乱視、遠近には対応していません。
【含水率】
58%というのはJ&Jの「ワンデーアキュビューモイスト」やSEEDの「ワンデーピュア」と同じ数字。瑞々しくつけ心地はかなり良い反面、高含水レンズは目の水分を吸われやすいのでドライアイの人は注意が必要です。
【非球面レンズ】
レンズのカーブが一律なのが球面レンズ、目の周辺に行くほど緩やかに変わるが非球面レンズ。
人間の目は非球面カーブの方が近いのでフィット感や見え方が改善することが多いです。ただ、自覚できるほどの差は正直ないと思います。
【分類】
グループIVとは水分を含みやすく、イオン性なので汚れがやや付きやすい特徴があります。1日使い捨てなのでそこまで問題にはならないでしょうが、春秋は花粉がつきやすい可能性があります。
【酸素透過率】
目が呼吸するための酸素の通しやすさですが、24.66というのはかなり低い部類に入ります。その分水分を多く含んでそこから酸素を供給する設計なのでしょうが、同価格帯かつ数値データが近いワンデーモイストでも33.3あるので、やはり低めの数字であることは覚えておいた方がいいかもしれません。
データを見ると、総じて中価格帯の平均的な性能のイメージですね。
非球面レンズであったりMPCポリマーが含まれていたりと、後発レンズらしい気配りはされているのでシリコンレンズ利用者以外は乗り換えやすいコンタクトと言えるでしょう。
手軽に注文、すぐ届く
JINS 1DAYのメリットのひとつに、購入がしやすい点が挙げられます。
注意点としては、乱視(CYL)や遠視(プラス度数)には対応していないことと、2箱以上(1ヶ月分)でないと送料がかかってしまう点です。
注文は1箱~12箱(6ヶ月分)まで可能となっています。
そして購入前のセルフチェックと動画にて使用上の注意を確認した後、選択したレンズの度数・数量が間違いなければ購入手続きへ進んで下さい。
ここでJINSアカウントのログインを求められるので、アカウントを持っていない方は作ってしまいましょう。他にもAmazonアカウントなどからログインすることもできますが、定期便の利用ができなくなってしまう場合があるためです。
支払いは5通りから選ぶことができます。
・クレジットカード
・コンビニ
・代金引換
・ケータイ払い
・楽天ペイ
また、最初は初回限定20%OFFクーポンがあるので忘れずにチェックしておきましょう。
20%OFFだと1箱1584円、1ヶ月分で3168円なのでメチャクチャ安いですね。
ちなみに初めての方に限り、無料お試しキャンペーンで5日分のレンズを(送料550円はかかる)タダでゲットできます。
なのでそちらで5日分をまず試してみて、問題ないようなら注文最大量の6ヶ月分を20%OFFクーポンで購入すると一番お得なのではないでしょうか。
セット購入はお得?
JINS 1DAYは通常購入の他に、セット購入プランも用意されています。
価格 | 送料 | 1日あたりのレンズ代 | 1ヶ月あたりのレンズ代 | |
通常購入 | 3960円(2箱) | 無料 | 132円 | 3960円 |
平日ユーザー向け まとめ買いセット(3ヶ月) | 10500円(30枚入り6箱) | 無料 | 117円 | 3500円 |
平日ユーザー向け まとめ買いセット(2ヶ月) | 7200円(30枚入り4箱) | 無料 | 120円 | 3600円 |
少量ユーザー向け 週末セット | 1650円(5枚入り4箱) | 550円 | 220円 | 6600円 |
●表の通り、まとめ買いセットが一番価格が安くなりますね。
2ヶ月より3ヶ月のほうが僅かに安いですが、どちらも通常購入と比べて割引率は約12%前後になります。また、まとめ買い割と初回購入20%OFFは重複しないので、最初にJINS 1DAYを利用する時はやはり通常購入を選ぶようにしましょう。
●週末セットに関しては正直オススメできません。
なぜかこれだけ送料が乗っかってきてしまうので、かなり割高となっています。分量が10日分ですから、本当に1ヶ月も使う予定のない人ならアリかもしれませんが…。もしくはお試しの5枚ずつだけではイマイチ相性が確認しきれなかった人とかでしょうか。
その場合にしても通常で1ヶ月分を買ってしまったほうが良い気がします。未開封ならレンズは1年以上保管しておくことができますしね。
定期便が最終的には一番安く面倒がない
これからずっとJINS 1DAYをメインに使っていこうと思っているなら、もっとお得な定期便プランが存在します。
これは登録しておくと、30日ごとに1ヶ月分を自動で配送してくれるというもの。初回は登録の5日後にお届けとなっています。
送料も一切かからず、最低でも10%の割引がかかった価格になるので非常にリーズナブル。
割引は配送回数に応じて上がっていき、最終的には毎月20%OFFでレンズを手に入れることができるのです。
配送回数 | 割引率 | 価格(2箱) |
1~12回目 | 10%OFF | 3564円 |
13~22回目 | 11~20%OFF | 3524円~3168円 |
23回目以降 | 20%OFF | 3168円 |
最初の12ヶ月目までが10%OFFで、13ヶ月目からは11%OFFから1%ごとに割引率が上がっていき、22ヶ月目に最大の20%OFFになります。それ以降は定期便を続けている限り最大割引が適用され続けていくので、年間のコンタクトレンズ代を相当量抑えることが出来るでしょう。
こちらの定期便の非常に良いところは解約をいつでもすることが出来る点。
定期便やサブスクといったサービスは実際に使ってみると思ったイメージと違ってイマイチかな?と感じることがよく起こりますが、大体一年縛り契約だったり解約金がかかったりして、自由に行動が取りづらくなっています。
しかしJINS 1DAY定期便ならその心配はないので、「とりあえず始めてみよう」がやりやすいと言えるでしょう。(ただし、一度解約すると割引率は最初に戻ってしまうので注意)
支払いはクレジットカード払い、受け取りは自宅のみです。
JINSブランド眼鏡をプレゼント
定期便には特典がいくつか用意されていて、ひとつが前述の段階的に上がる割引率。
もうひとつが、一年後にJINSブランドの眼鏡を一本プレゼントしてもらえるというものです。
これはなかなかありがたく、コンタクトユーザーにも眼鏡が必要となるシーンは必ずあるのでぜひゲットしておきましょう。
定期便12回目の商品配送が済むと、5500円のJINSのメガネを購入出来る「メガネプレゼントコード」がメールでとどきます。これはオンラインショップのみ利用可なので店舗では使えないコードですが、一度足を運んでフレームの目星をつけておいても良いでしょう。
眼鏡レンズの度数も指定できますが、コンタクトレンズと眼鏡は度数が異なることに注意して下さい。基本的には検眼をして欲しいですが、難しい場合はコンタクトの度数より1~2段階(0.25~0.50)増やすとある程度近い見え方になるかと思います。
ついでに、みっつめの特典もそのうち追加される予定のようです。2021年11月時点ではそれが何かまだわかりませんが、ふたつめまでを見る限り期待できそうです。楽しみに待つことに致しましょう。
JINS 1DAYの評判
実際にJINS 1DAYをつけた周囲の評価を聞いてみると、なかなか悪くないという声が大半でした。
視力もちゃんと出るし、現用レンズでは乾燥しがちだけれどJINS 1DAYなら平気だという人も。ワンデーモイスト~プロクリアワンデーくらいの利用者ならそこまで不足は少なそうです。しかしさすがにドライアイが強くシリコン系レンズを使っている人は目が乾くと感じる場合が多いようですね。
注文に関してはスマホで全て完結できますし、注文作業も1分とかからずカンタンに終わるため非常に楽。レンズとの相性さえ悪くなければ有効に利用していけるコンタクトと言えるのではないでしょうか。
JINS 1DAYが気になった方は、ぜひお試しレンズから始めてみましょう。