目が悪いと眼鏡をかけた時に目が小さく見えて本当に嫌…。
強度近視や乱視に悩む、特に若い女性の方に多い悩みです。
コンタクトで済めばいいですが、合わない人もいれば、メガネで楽に過ごしたいという日もあるでしょう。
なので、近視の人にとって、目が小さくなる悩みというのは避けては通れないものです。
とはいえやはり目はパッチリと大きく見える方がいいですよね。
ここでは近視や乱視の人の目が小さく見えてしまう原因と、それを防ぐ為に皆さんが行っているメガネ選びのポイントをお教えしましょう。
そもそもなんで、目は小さくなるの?
目が小さくなるのは近視用の凹レンズを使っている方です。
メガネのレンズは光を内側に集めているので、それにつられてあなたの目も内側にキュッと縮められて見えてしまうわけですね。
では、その中でも特に目の小ささが目立ってしまうパターンはどれでしょうか。
近視の度数が強い
これは一番感覚的にイメージしやすいでしょう。
あなたの周りの度の強い眼鏡をかけている人の輪郭が大きくズレているのは一目瞭然ですよね。
また、たまに眼鏡を外すと「この人こんなに目が大きかったんだ~」なんて驚くことがあります。
強い度数でも目が見えるようにするためにはなるべく光を曲げられる、屈折の強いレンズを使用する必要がありますので、結果としてこういった状態が生まれてしまうわけです。
厚いレンズを使っている
メガネを買う時にはどんなレンズを入れるかを選びます。
設計や屈折率の差で値段が変わってくる訳ですが、度が強いのに安く済ませようと屈折率の低いレンズを選んでしまうと厚みがかなり大きく出てしまいます。
この厚みがある程目が小さく見えてしまいますし、レンズ自体の重さも増してくるのでデメリットは多いと言えるでしょう。
フレームが大きい
テレビでも街中でも、昔に比べて大きいフレームをかけている人がかなり増えた印象があります。
オシャレな雰囲気を出しつつ小顔効果も期待できますが、近視の人の目に関してはマイナスとなるかも知れません。
というのも、近視のレンズは外側に行くほど厚くなる大きなレンズをフレームに合わせて削り出して作るので、フレームのサイズが大きいとその分厚みのある部分が残ってしまうからです。
特に、横長の四角いタイプのフレームは外側の厚みがかなりのものになりますので、輪郭の崩れは相当目立つようになります。
フレームの印象が強い
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』【エビングハウス錯視】
こちらの画像を見てください。
ちょっと懐かしい錯視の画像ですね!
ここでわかるのは、中心にあるものが同じでも、それを囲うものの印象が強いほどに中心のものが小さく見えてしまうということです。
では眼鏡に置き換えてみましょう。
例えば真っ黒な縁の太いセルフレームをかけた時、中心にあるあなたの目はどうなりますか?
…そうです、小さく見えてしまいます。
なのでそういったフレームを強度近視の人が選ぶ時は注意が必要です。
レンズと目との距離が近い
次に、眼鏡をかけている人は鏡を見てください(眼鏡をかけているご友人に協力してもらってもいいです)。
普通にかけている状態から、眼鏡を少し前方へ浮かせてみてください。
すると目のサイズがみるみる小さくなっていくのがおわかりでしょうか。
このように、眼鏡とレンズの距離(頂点間距離)が長いほど目のサイズも小さくなってしまうのです。
乱視の場合の影響はどれくらい?
では、乱視のある人だと目の見え方はどう変化するのかという疑問にもお答えします。
答えは、『よほど乱視度数が強くない限りは気にしなくていい』です。
乱視というのは、特定の方向にものが二重にぼやけて見えてしまう状態です。
人によってその方向は違っていて、縦やら横やら斜めやや色々な角度があるのですが、乱視のレンズはそれを打ち消すように一方向だけレンズを厚くします。
例えば90度、つまり縦方向に景色がぼやける人は、それを反対の180度(横方向)のレンズを厚くすることで打ち消すわけです。
問題はその厚みなわけですが、実はこの差はさほど大きくは現れてきません。
乱視がある場合でも多くの人はC=-1.00D前後でしょう。
これくらいなら、厚みの影響はあまり気にしなくて大丈夫です。
考えるとしたら、-2.00D~-3.00D以上の強い乱視がある人です。
この場合はある程度目立ってくる場合もありますので、後述の乱視に特化したレンズを入れるのがおすすめです。
ぱっちり目に近づけるメガネ選び
では原因がわかったところで、その解決策も考えてみましょう。
コンタクトを使うとかメイクを頑張ってみるのも勿論良い方法ですが、眼鏡でも目が小さくなりにくい方法を取っておくとさらに効果的です。
なるぺく薄型かつ非球面のレンズを入れる
わかりやすく、1番効果の見える方法がこれ。
レンズが厚いほど、または球面レンズのように曲がりが強いほど目は小さくなります。
なのでレンズを選ぶ時に、少しでも薄型の(屈折率の高い)レンズにすることでそれを軽減することができます。
特に度の強い人が厚い球面から薄型非球面に変えた時、顔のラインの崩れは相当改善するのでぜひ検討してみて下さい。
ただし、度がそこまで強くない人は薄くしていっても大きくは変わらないことがあるので注意が必要です。
ほんの少しでも軽減したいなら一考の余地はありますが、果たして値段相応かどうかは悩みどころですよね。
別の記事で、あなたの度数ならどのレンズを入れると良いかズバリお答えしているのでぜひ確認してみてください。
小さめのフレームを使う
先程、フレームが大きいほど目が小さく見えてしまうとご案内しました。
じゃあどんなフレームがいいのとなりますが、私が推奨するのは
『メタルフレームの丸型メガネ』です。
こちらの動画でわかりやすく説明されていますね。(0:40~)
丸型は全体的にレンズのサイズが小さく作られています。
金属はプラスチックに比べ頑丈なので、同じ強度なら使用量が少なくて済む=枠を細くできます。
ということは、「目の周囲を覆う枠が小さい」ので「相対的に目が大きく見える」ことになりますよね。
そして縦の長さに対して横もそこまで長くならないので、いちばん厄介な外側の縁が厚くなるのを抑えることができるわけです。
ただこの話をするとよく言われるのが、「わたし丸いメガネ似合わないんですよ~」というお悩み。
確かにまん丸いフレームは人を選びますので気持ちはよく分かります。私も何度か丸型にチャレンジしようとして踏み切れなかった記憶がありますので。
そんなときは、ぜひ『楕円形のフレーム』を試してみてください。
まん丸より少し横のほうが長めのタイプで、丸型のメリットはちゃんと残しつつ、多くの人の顔にマッチしやすい形をしています。
今まで試したことない人は最初見慣れないかもしれませんが、心配するよりはしっかり似合うので安心してください。
レンズを目に近づける
目とレンズの距離が離れると目が小さく見えてしまうのは確認しましたよね。
ではその対策も単純で、なるべくレンズを顔に近づけるようにして下さい。
どうすれば近付けられるかというと、これは眼鏡屋さんに頼んで欲しいのですが、鼻パッドを少し潰すという方法があります。
鼻パッドの高さが減るので、自然と目との距離も近付いて目も大きく見えるのですが、ついでにレンズが近い方が視力が上がりやすくなるというメリットもあったりします。
実に良いですね。
ただあまりに近づけすぎると、まつ毛に当たったり、今までと見え方に差が出過ぎて違和感を感じるかもしれません。
眼鏡屋さんと相談しながらほどほどの修正に留めておいてください。
乱視の場合は両面非球面を
強度乱視があるのなら、屈折率を意識するだけでなく、設計を両面非球面にすることを考えてみてください。
両面非球面ならばレンズのカーブかかなり抑えられるので、厚みも減るし視界も歪まないし目のサイズも変わりにくいしでいい事づくめです。
特に90度方向の乱視がある人は厚みが目立ちやすいので必須に近いと言っていいでしょう。
メガネ選びは新しい自分を発見するチャンス
まとめると、度数が強くて90度の乱視がある人がサイズの大きい横長で縁の太いフレームに厚いレンズを入れると、これでもかというくらい目が小さくなってしまいます。
度数が強い人はレンズのグレードに左右されやすく、度数がそこまで強くない人はフレームの形状からくる影響の比率が高いと言えます。
目の中身は変えられないですが、メガネはいくらでも選ぶことができます。
今まで考えていなかった選択肢に触れる機会でもあるので、せっかくなら新しいあなたを演出するチャンスにしてみるのもいいかも知れませんね。
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どうもこんにちは、くだんです。 今回は眼鏡通販サイト最大手の『Oh my glasses』についてご紹介していきましょう。 さて、眼鏡といえばこれまでは店舗に訪れて購入するという形が一般的でした。 しかし一方でこんな悩みを感じ[…]