今回ご紹介するのは2020年発売の『ダブルルーペ』。
年々進化を遂げる眼鏡型ルーペですが、今度のはなかなか独特な形をしたルーペですね。
これまで眼鏡型ルーペで悩まされていた問題点を解決すべく開発されたそうですが、さあ実施の使い心地はどうなんでしょうとお店の方で試してきました!
その結果最初に感じたよりかなり使い心地が良く便利なルーペであることが判明したので、眼鏡屋さんで見かけたんだけどコレどうなんだ・・・?と思っていた人に向けてざっくりとですが解説していきます。
ダブルルーペの利便性や使う際のちょっとしたコツを知りたい人はぜひどうぞ~。
見た目よりずっと使いやすい
倍率 | 1.62倍 |
カラー | 赤・黒・クリア |
価格 | 11,880円 |
シャルマンより発売されたダブルルーペ。
その最大の特徴は、
【眼鏡を動かさずに遠くも近くも見えるルーペ】である点。
今までのタイプは手元を見ている途中で遠くのものを見ようとした時、眼鏡を上げるか下げるかして一時的に外さないといけなかったですよね。
しかしダブルルーペであれば一目瞭然、レンズが他のメガネに比べて大きく下に配置されているため、
手元を見たい時は目線を下げてそのレンズを覗き込む
遠くはレンズのない空間を目線を上げるだけでそのまま見れる
という使い方が出来るのです。
フレームは一切動かさずに行えるので、上げ下げする面倒もなく一々片手を動かして作業のテンポを損なうこともありません。
他にも、「眼鏡の上からもかけられる」「しっかり固定されるのでぐらぐらしにくい」「軽量で疲れにくい」といったメリットがあり、その一見色モノな外見に反してかなり実用的であることを保証できます。
強いて不満点を言うとしたら、倍率(1.62倍)やフレームデザインがレンズサイズがそれぞれ1種類しかないところでしょうか。色は3色から選べますが、そもそもこの倍率で見えない人には当然ながら向きません。
しかしそうは言っても、細かい作業をする人はぜひ使って欲しい!と思うくらい便利なのも確か。
- 本を読みながらテレビも見れる
- パソコンや資料を見ながらの細かい手作業が可能
- 作業中に周囲を確認しやすいため、オフィスでも活用しやすい
- 遠近両用メガネのように視界の歪みがない
といったメリットに魅力を感じたならば非常にオススメです。
またレンズが小さめですがルーペは基本目的の一点しか見ないため問題はないかと思われます。むしろレンズが広すぎると余計な範囲まで拡大されて集中の妨げに感じる人もいるのでメリットとさえ言えるかもしれません。
ダブルルーペを上手くかけるコツ
実はこのダブルルーペ、最も使いやすいポジションに持ってくるには少しだけコツが要ります。
初めてダブルルーペを手に取る方のほとんどがやりがちなのは、かなり深めにルーペを掛けてしまうこと。レンズは目の近くに持ってくるという無意識が働いてしまうのか、レンズ位置を上にし過ぎてしまう傾向が強いです。
これでは遠くを見たい時に、レンズの縁が視界にかかって遠方視野の邪魔になってしまうんですね。
なので、コツとしてはダブルルーペは鼻のかなり先端付近にかけることを意識して下さい。
私は鼻が高くも低くもない平均的な成人男性ですが、もうホントに鼻の先っちょにちょんと乗せるくらいなイメージで丁度良いくらいでした。
そして使う時は、
やや顎を引いて頭を少し前に傾ける
遠くと近くを切り替える時は、頭を動かさず目線だけ上下に移動する
この2つを実践してみましょう。
すると、視界の上にあるフレームとレンズの上端の間の空間がちょうど遠方視野として活用できるかと思います。やや天地幅が細めの眼鏡と同じくらいの隙間が空いているので、サポート用の視界としては充分でしょう。
平たく畳めて持ち歩きやすい
もうひとつ使いやすいポイントとして、ダブルルーペは畳むと厚さが1センチくらいの平たい形で収納することが可能です。
読書や作業を一旦中断して移動しようとすると、普通はメガネなりルーペなりをその場に置きっぱなしにせざるを得ないことが多いですよね。ケースに入れるとかさばるし、むき出しでポケットに入れるには壊れそうで怖い。
でもダブルルーペならばほぼ真っ平らくらいの状態にできるので、胸ポケットに入れても全然邪魔に感じません。多少圧力がかかっても、平たいおかげで破損しにくいのも特徴。
柔らかくて薄いソフトケースが付属していますから、この中に入れて運べばかさばらないしレンズもしっかり保護することができます。
気軽に持ち歩けるため、室内のどこで文字を読む必要になっても、サッと出してすぐさまかけられるのが非常に嬉しいですね。
まとめ
色々な製品販売ページのレビューを見ても、性能についてかなり良い評判が多く聞かれます。
手元を見る際にありがちなかけ外しの手間を省いてくれるので、合う人には手放せない一本になるんじゃないでしょうか。遠近両用がダメだった場合の選択肢としても一考の価値がありそうです。